6月26日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ANYCOLOR(5032)

好業績・高成長が注目ポイントです。2024年4月期の売上高は前年比38.5%増の330億円、営業利益は同34.9%増の127億円の見通しです。なお、まだ期初の段階のため、会社として確実に達成できる水準で計画を策定しているとのことです。新規および既存のVTuberプロデュースを行っていく予定のため、これらがしっかりとユーザーに受け入れられる、あるいは想定以上の受け入れられ方をすることが業績の上振れ要因になり得る見通しです。

 

2024年4月期はにじさんじ、NIJISANJI ENともに継続的な新規デビューと、既存ユニットの更なる強化を積極的に推進していきます。ビジネス領域別には引き続きコマースとプロモーションが成長を牽引することを見込んでいます。また、にじさんじ、NIJISANJI ENともに海外イベントへの出展や海外企業とのビジネス等を通じて、国外でのファン層の拡大に注力します。また費用面では、直接変動費率については売上構成の変化や継続的なコスト改善を通じて引き続きの低減に取り組むとともに、その他原価や販管費については、事業規模の拡大に伴う組織や技術、新規事業等への投資と、コスト効率のバランスを取りながら更なる利益率の向上を見込んでいます。

 

<本日の監視銘柄群>

テスホールディングス(5074)、東京電力HD(9501)、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)、レーザーテック(6920)、ソフトバンクグループ(9984)

 

<前日の東京株式市場>

23日の日経平均は前日比483.34円(1.45%)安の32781.54円と大幅続落しました。5日移動平均線(23日現在33276.17円)を下回っています。一方、25日移動平均線(同32145.53円)、75日移動平均線(同29630.41円)共に上回っています。24日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比70円安の32600円、高値は23日17時11分の32740円、安値は23日21時54分の32350円でした。23日の騰落レシオ(6日移動平均)は96.03%でした。新高値銘柄数は189、新安値銘柄数は16でした。また、MACD(12日-26日)は817.58、シグナル(9日)は909.13でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス91.54でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日は1つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

23日のNYダウは5日続落し、前日比219.28ドル安の33727.43ドルでした。ナスダック総合株価指数は反落し、同138.09ポイント安の13492.52ポイントでした。6月の米製造業PMIは46.3と、市場予想の49.0を下回り、前月の48.4からも低下したことに加え、 同日に発表された欧州主要国の6月のPMI(速報値)が相次いで市場予想を下回ったことで、世界的な景気悪化への懸念が高まり、株式が売られました。サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は、年内にあと2回の利上げをするのが「現時点では非常に妥当な見通しだ」と述べたとロイター通信が23日伝えたことも、悪材料視されました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

23日の米国株が堅調だったため、本日の東京株式市場は軟調に推移する見通しです。前週後半の値動きをみる限り、長期スタンスの海外勢の買いの勢いに一服感が感じられます。このため、下がり難く上がり易い投資環境ではなくなっており、東京株式市場での「踏み上げ相場」もいったん終了した可能性が高そうです。その一方、下値では、売り方の買戻しや、早売りした投資家や出遅れた投資家の押し目買いが入るため、一本調子の下落にはならないとみています。

 

なお、ここ最近の話題は、「ETFが分配金支払いのために解消するポジションが合計で1兆1000億円超と過去最大になる見込みであることに加え、GPIFが保有する国内株式の割合が急上昇したため、国内株式を5兆2000億円ほど売却する必要があるという試算」です。ですが、ETF分配金は毎年恒例の需給イベントですし、年金の動向を示すとされる信託銀行は3月第3週以降6月第2週まで12週連続で、淡々と売り越しています。また、GPIFの第4期中期目標期間(2020年4月1日からの5カ年)における基本ポートフォリオでは、国内株式の資産構成割合は25%ですが、国内株式の乖離許容幅は±8%なので、「年末の25.1%から27.4%に上昇した」との試算があったとしても、GPIFはこれまで通り、市場に大きなインパクト与えないように、淡々と25%に近づけるとみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が6月22日に下向きに転じました。ちなみに、下向きに転じたのは4月27日以来のことでした。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が6月19日の33370.42円を上回る必要があります。

 

4月17日から6月23日まで、25日移動平均線が、47日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月22日の31086.82円を下回ることが必要です。

 

ちなみに、6月22日に、「日経平均が5日移動平均線を下回り、且つ、5日移動平均線自体が下向き」の状況に変化しました。ただし、5日移動平均線はダマシが多いので、今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。

 

6月23日の東証グロース市場指数は前日比16.92p(1.58%)安の1053.18pでした。5日移動平均線(23日現在1075.92p)を下回っています。一方、25日移動平均線(同996.83p)、75日移動平均線(同971.27p)共に上回っています。5日移動平均線は、5月31日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月19日の1078.32pを下回る必要があります。25日移動平均線は16日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月22日の958.97pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、11日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、3月7日の987.65pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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