6月27日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

力の源ホールディングス(3561)

すでに14か国・地域に事業展開をしている海外において、これまで各主要市場の中心地に旗艦店を出店する際に製造機能を併設する等、規模拡大の基盤を整えてきたため、積極的に追加出店を行うことにより早期の収益拡大が可能と、会社側は見込んでいます。これが注目ポイントです。新型コロナウイルス感染拡大により、出店が停滞していましたが、直営及びライセンスエリアともに、新規出店を再開しており、今後さらに加速していきます。並行して、経済規模の大きい、または経済成長率の高い国やエリアへの出店を、直営及びライセンス形態含め引き続き検討していくとのことです。

 

日本国内においては、事業成長並びに提供価値を増大させていくために、基幹ブランド「一風堂」の出店を、従来の人口密集地や集客力の高い商業施設に加え、飲食市場規模の大きい都心部近郊の中商圏やロードサイドへの出店を積極的に展開するとともに、人流の変化等により不採算となった店舗、将来の収益性低下が見込まれる店舗等の戦略的閉店も進め、より高い収益体質へと改善していく方針です。商品においては、主力商品であるラーメンの継続的な改善を行うとともに、定期的に新商品を発売し顧客の来店促進につなげていくとのことです。

 

2024年3月期通期連結業績については、売上高は283.61億円(前期比)、営業利益は25.40億円(同11.4%増)、経常利益は25.64億円(同10.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は18.21億円(同11.8%増)の見通しです。

 

<本日の監視銘柄群>

大阪有機化学工業(4187)、東京応化工業(4186)、川崎汽船(9107)、三菱商事(8058)、丸紅(8002)、海帆(3133)、ネクストジェン(3842)

 

<前日の東京株式市場>

26日の日経平均は前週末比82.73円(0.25%)安の32698.81円と小幅に3日続落しました。5日移動平均線(26日現在33141.86円)を下回っています。一方、25日移動平均線(同32210.02円)、75日移動平均線(同29688.94円)共に上回っています。27日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比120円安の32530円、高値は26日22時52分の32680円、安値は26日16時37分の32440円でした。26日の騰落レシオ(6日移動平均)は80.17%でした。新高値銘柄数は60、新安値銘柄数は28でした。また、MACD(12日-26日)は737.94、シグナル(9日)は899.72でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス161.78でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

26日のNYダウは6日続落し、前日比12.72ドル安の33714.71ドルでした。ナスダック総合株価指数は大幅に続落し、同156.74ポイント安の13335.78ポイントでした。FRBによる利上げ継続観測が強まり、その結果としての景気悪化懸念が強まり、株式が売られました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

26日の米国株が堅調だったため、本日の東京株式市場は軟調に推移する見通しです。前週後半以降の値動きをみる限り、長期スタンスの海外勢の買いの勢いに一服感が感じられます。このため、下がり難く上がり易い投資環境ではなくなっており、東京株式市場での「踏み上げ相場」もいったん終了した可能性が高そうです。その一方、下値では、売り方の買戻しや、早売りした投資家や出遅れた投資家の押し目買いが入るため、一本調子の下落にはならないとみています。

 

なお、ここ最近の話題は、「ETFが分配金支払いのために解消するポジションが合計で1兆1000億円超と過去最大になる見込みであることに加え、GPIFが保有する国内株式の割合が急上昇したため、国内株式を5兆2000億円ほど売却する必要があるという試算」です。ですが、ETF分配金は毎年恒例の需給イベントですし、年金の動向を示すとされる信託銀行は3月第3週以降6月第2週まで12週連続で、淡々と売り越しています。また、GPIFの第4期中期目標期間(2020年4月1日からの5カ年)における基本ポートフォリオでは、国内株式の資産構成割合は25%ですが、国内株式の乖離許容幅は±8%なので、「年末の25.1%から27.4%に上昇した」との試算があったとしても、GPIFはこれまで通り、市場に大きなインパクト与えないように、淡々と25%に近づけるとみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が6月22日に下向きに転じました。ちなみに、下向きに転じたのは4月27日以来のことでした。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が6月20日の33388.91円を上回る必要があります。

 

4月17日から6月26日まで、25日移動平均線が、48日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月23日の30957.77円を下回ることが必要です。

 

ちなみに、6月22日に、「日経平均が5日移動平均線を下回り、且つ、5日移動平均線自体が下向き」の状況に変化しました。ただし、5日移動平均線はダマシが多いので、今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。

 

6月26日の東証グロース市場指数は前日比22.57p(2.14%)安の1030.61pでした。5日移動平均線(26日現在1066.37p)を下回っています。一方、25日移動平均線(同999.69p)、75日移動平均線(同971.84p)共に上回っています。5日移動平均線は、6月26日に下降に転じました。本日、上向きに転じるには、6月20日の1084.99pを上回る必要があります。25日移動平均線は17日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月23日の952.89pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、12日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、3月8日の988.97pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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