6月29日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

Arent(5254)

2023年6月26日、⽇本DX⼤賞実⾏委員が運営する⽇本最⼤級のDXコンテスト“⽇本DX⼤賞2023”で「特別賞」を受賞したことを発表しました。これが注目ポイントです。

 

なお、2023年5月11日、2023年6月期通期連結業績の上方修正を発表しています。売上高は19.88億円(前回予想比6.4%増)、営業利益は6.74億円(同28.9%増)、経常利益は4.00億円(同39.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2.62億円(同28.4%増)に上方修正しました。同社の主力事業であるプロダクト共創開発のセグメントにおいて、クライアントの要望を的確に捉えたプロダクトを提供し、着実に信頼を獲得した結果、受注額が堅調に推移するとともに、全社的に効率的な事業運営を意識して原価及び経費の抑制に努めることにより、各段階利益が当初の予想を上回る見通しとなったため、2023 年6月期の通期連結業績予想を修正しました。

 

当第3四半期においては、同社グループは、これまでに開発したプロダクトである空間自動設計システム「PlantStream」や、自動配筋ソフト「LightningBIM 自動配筋」の販売拡大を目指し、営業活動の強化に取り組んでいます。売上高については、プロダクト共創開発事業のうち、特に既存案件が開発規模拡大・増収でした。利益については、売上高の増加に加え、効率的な事業運営を意識した、原価及び経費の抑制により、各段階利益が増益でした。売上高・利益ともに、主力事業であるプロダクト共創開発の既存案件の規模拡大によりQonQで着実に成長しました。2023年3月現在、当期に新規開始した本開発案件は7件で、11件が進行中。件数は横ばいとなりましたが、1件あたりの開発規模が拡大し、売上高の増加に寄与。今後もしばらくは、既存の本開発の規模拡大に注力する予定だそうです。

 

<本日の監視銘柄群>

クオリプス(4894)、エリッツホールディングス(5533)、ブリッジコンサルティンググループ(9225)

 

<前日の東京株式市場>

28日の日経平均は前日比655.66円(2.02%)高の33193.99円と5日ぶりに大幅反発しました。5日移動平均線(28日現在32895.51円)、25日移動平均線(同32373.69円)、75日移動平均線(同29804.47円)全て上回っています。29日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比90円高の33230円、高値は29日01時16分の33320円、安値は28日17時51分の33050円でした。28日の騰落レシオ(6日移動平均)は99.33%でした。新高値銘柄数は162、新安値銘柄数は12でした。また、MACD(12日-26日)は633.67、シグナル(9日)は840.51でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス206.84でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

28日のNYダウは反落し、前日比74.08ドル安の33852.66ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸し、同36.08ポイント高の13591.75ポイントでした。28日の米10年物国債利回りは前日比0.05%低い3.71%でした。高インフレや利上げの長期化が米景気悪化につながるとの懸念から債券が買われたのですが、この長期金利の低下がハイテク株の買い材料になり、米国株の下支え要因となりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

28日のナスダックが堅調だったため、本日の東京株式市場は堅調に推移する見通しです。確かに28日の日経平均は大幅高でしたが、前週後半以降の値動きをみる限り、長期スタンスの海外勢の買いの勢いに一服感が感じられます。このため、下がり難く上がり易い投資環境ではなくなっており、東京株式市場での「踏み上げ相場」もいったん終了した可能性が高そうです。その一方、下値では、売り方の買戻しや、早売りした投資家や出遅れた投資家の押し目買いが入るため、底堅い値動きが見込めそうです。上昇相場というより、高値圏での「保ち合い相場」を想定しています。

 

なお、ここ最近の話題は、「ETFが分配金支払いのために解消するポジションが合計で1兆1000億円超と過去最大になる見込みであることに加え、GPIFが保有する国内株式の割合が急上昇したため、国内株式を5兆2000億円ほど売却する必要があるという試算」です。ですが、ETF分配金は毎年恒例の需給イベントですし、年金の動向を示すとされる信託銀行は3月第3週以降6月第2週まで12週連続で、淡々と売り越しています。また、GPIFの第4期中期目標期間(2020年4月1日からの5カ年)における基本ポートフォリオでは、国内株式の資産構成割合は25%ですが、国内株式の乖離許容幅は±8%なので、「年末の25.1%から27.4%に上昇した」との試算があったとしても、GPIFはこれまで通り、市場に大きなインパクト与えないように、淡々と25%に近づけるとみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が6月22日に下向きに転じました。ちなみに、下向きに転じたのは4月27日以来のことでした。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が6月22日の33264.88円を上回る必要があります。

 

4月17日から6月28日まで、25日移動平均線が、50日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月25日の30801.13円を下回ることが必要です。

 

ちなみに、5日移動平均線を基準の先行きを判断すると、ダマシが多いので、今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。

 

6月28日の東証グロース市場指数は前日比8.93p(1.50%)安の1024.13pでした。5日移動平均線(28日現在1038.64p)を下回っています。一方、25日移動平均線(同1005.12p)、75日移動平均線(同972.62p)共に上回っています。5日移動平均線は、6月26日に下降に転じました。本日、上向きに転じるには、6月22日の1070.10pを上回る必要があります。25日移動平均線は19日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月25日の939.44pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、14日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、3月10日の974.90pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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