7月4日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
フィードフォースグループ (7068)
好業績が注目ポイントです。同社グループは、2021年6月30日に、2026年5月期までに売上高50億円、営業利益20億円を目指す中期目標を発表していましたが、中期目標の1年以上の前倒し達成を実現すべく、今後も既存サービスの積極的な営業展開や機能開発に加え、中長期の成長を見据えた新サービスの開発等への投資を行っていく方針です。
同社グループの2024年5月期連結業績予想については、売上高は44.72億円(前年同期比12.8%増)、営業利益は14.00億円(同36.0%増)、経常利益は13.54億円(同32.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8.81億円(同680.6%増)の見通しです。
なお、セグメント毎の2024年5月期業績予想については、プロフェッショナルサービス事業では、安定的な運用体制を構築する一方で、生成AI活用も含めた将来の収益基盤構築のための人材投資をさらに進めるため、売上高22.18億円(前年同期比1.9%増)、営業利益9.23億円(前年同期比8.5%減)と増収減益を見込んでいます。SaaS事業においては、各サービスで機能拡張を継続し、ソーシャルログインやデータフィードSaaSとして確固たるマーケットポジションを確保しているため、売上高11.17億円(前年同期比22.7%増)、営業利益4.58億円(前年同期比24.5%増)と増収増益を見込んでいます。DX事業では、Shopifyアプリに関連する収益の積み上げに加え、株式会社フィードフォースや2022年5月期中に連結子会社となった株式会社フラクタを中心に、エンタープライズ顧客確保を強化し、売上高11.36億円(前年同期比29.4%増)、営業利益1900万円(前年同期 営業損失3.47億円)と増収及び黒字転換を見込んでいます。
<本日の監視銘柄群>
レーザーテック(6920)、アドバンテスト(6857)、三菱UFJフィナンシャルG(8306)、川崎汽船(9107)、クオリプス(4894)、イメージワン(2667)、
<前日の東京株式市場>
3日の日経平均は前週末比564.29円(1.70%)高の33753.33円と大幅反発しました。5日移動平均線(3日現在33181.76円)、25日移動平均線(同32662.71円)、75日移動平均線(同30030.84円)全て上回っています。7月4日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比60円安の33590円、高値は3日16時42分の33810円、安値は3日23時39分の33560円でした。3日の騰落レシオ(6日移動平均)は128.40%でした。新高値銘柄数は294、新安値銘柄数は1でした。また、MACD(12日-26日)は604.68、シグナル(9日)は720.90でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス116.22でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうち3つ(前日はゼロ)、「大底確認10項目」のうちが1つ(前日は2つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
3日のNYダウは3日続伸し、前週末比10.87ドル高の34418.47ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸し、同28.85ポイント高の13816.77ポイントでした。この日は独立記念日の祝日の前日で13時までの短縮取引でした。6月のISM製造業景況感指数は46.0と、市場予想の47.3よりも下振れし、前月の46.9から低下しました。好不況の分かれ目となる50を8カ月連続で下回り、項目別では生産や在庫などすべてが50割れとなりました。
<本日の東京株式市場の見通し>
3日の米国株が堅調でしたが、本日の東京株式市場上値の重い展開となる見通しです。前日の日経平均は大幅高だったこともあり、その反動は出るでしょう。ですが、日銀短観6月調査で、好調な日本経済が確認できたことで、売り方の買戻しや、早売りした投資家や出遅れた投資家の押し目買いが、昨日から加速しているため、底堅い値動きが見込めそうです。目先に関しては、急ピッチな上昇相場というより、中長期的な上昇相場における、高値圏での「強含みの保ち合い相場」を想定しています。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線自体が2日連続で上向きです。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月27日の32538.33円を下回る必要があります。
4月17日から7月3日まで、25日移動平均線が、53日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月30日の31328.16円を下回ることが必要です。
ちなみに、5日移動平均線を基準の先行きを判断すると、ダマシが多いので、今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。
3日の東証グロース市場指数は前週末比3.18p(0.31%)高の1040.07pでした。5日移動平均線(3日現在1029.12p)、25日移動平均線(同1017.43p)、75日移動平均線(同975.57p)全て上回っています。5日移動平均線は、3日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月27日の1015.20pを下回る必要があります。25日移動平均線は22日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月30日の951.38pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、17日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、3月15日の948.83pを下回る必要があります。
東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。
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