7月6日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

スペースマーケット(4487)

2023年第1四半期で黒字の着地となったことや、生産性指標である1人あたりの取扱高についても、前年比で向上していることが、注目ポイントです。第1四半期としては過去最高のGMV(プラットフォーム利用金額の総額)となりました。コロナ禍からの回復にともない、貸会議室・スタジオスペースが順調に増加した他、サロン・ジム系のスペースも堅調に増加し、利用スペース数は継続して成長しました。そして、通期業績予想に対する第1四半期の業績は、想定を若干上回って推移しました。一方で、市場環境については今後も注視が必要と考えており、通期予想数値は据え置きとしました。

 

2023年12月期第1四半期の連結業績については、売上高は3.43億円(前年同期比13.1%増)、営業利益は600万円(前年同期は3600万円の損失)、経常利益は600万円(前年同期は3600万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は200万円(前年同期は3500万円の損失)でした。「インドア花見」「レンタルスペースでのスポーツ観戦」などの利用者向けキャンペーン企画、登録者数20万人を超えるYouTube番組への協賛、タイアップを通じた認知促進、利用者の利便性向上に向けたプロダクト改善などを継続的に行ないました。

 

<本日の監視銘柄群>

川崎汽船(9107)、ソフトバンクグループ(9984)、免疫生物研究所(4570)、ベクターホールディングス(2656)、多摩川ホールディングス(6838)

 

<前日の東京株式市場>

5日の日経平均は前日比83.82円(0.25%)安の33338.70円と続落しました。5日移動平均線(5日現在33387.54円)を下回りました。一方、25日移動平均線(同32844.52円)、75日移動平均線(同30197.78円)共に下回っています。7月6日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比230円安の33090円、高値は5日16時32分の33240円、安値は5日20時26分の32960円でした。5日の騰落レシオ(6日移動平均)は124.04%でした。新高値銘柄数は118、新安値銘柄数は21でした。また、MACD(12日-26日)は556.60、シグナル(9日)は643.39でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス86.80でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうち2つ(前日も2つ)、「大底確認10項目」のうちが1つ(前日も1つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

5日のNYダは4日ぶりに反落し、前営業日の3日終値比129.83ドル安の34288.64ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同25.12ポイント安の13791.65ポイントでした。5日発表の中国の6月の非製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比3.2ポイント低下の53.9でした。欧州では6月のユーロ圏総合PMI(改定値)は49.9と、好不況の境目となる50を下回り、半年ぶりの低水準となりました。世界景気の先行き景気悪化懸念から、株式が売られました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

5日の米国株が軟調でしたので、本日の東京株式市場上値の重い展開となる見通しです。ですが、日銀短観6月調査で、好調な日本経済が確認できたことで、売り方の買戻しや、早売りした投資家や出遅れた投資家の押し目買いが入る見通しのため、底堅い値動きが見込めそうです。目先に関しては、急ピッチな上昇相場というより、中長期的な上昇相場における、高値圏での「保ち合い相場」を想定しています。なお、ソシオネクスト(6526)に関して、5日に富士通(6702)などが保有株式を海外市場で売り出すと発表したため、同社の株価動向のみならず、半導体関連全般への影響が危惧されます。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が4日連続で上向きです。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月29日の33234.14円を下回る必要があります。

 

4月17日から7月5日まで、25日移動平均線が、55日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で6月1日の31148.01円を下回ることが必要です。

 

ちなみに、5日移動平均線を基準の先行きを判断すると、ダマシが多いので、今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。

 

5日の東証グロース市場指数は前日比8.64p(0.83%)安の1030.42pでした。5日移動平均線(5日現在1035.16p)を下回りました。一方、25日移動平均線(同1024.10p)、75日移動平均線(同977.96p)共に上回っています。5日移動平均線は、3日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月29日の1029.34pを下回る必要があります。25日移動平均線は24日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、6月1日の951.23pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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