7月11日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ニチリョク(7578)

業績急回復が注目ポイントです。葬祭事業において様々な施策により受注増加の目途が立ってきたことから、2024年3月期の業績見通しについては、売上高は39.00億円(前年同期比21.0%増)、営業利益は3.60億円(同62.2%増)、経常利益は2.60億円(同88.5%増)、当期純利益は2.70億円(同128.7%増)の見込みです。なお、5月30日開催の取締役会において、固定資産の譲渡について決議しました。当該固定資産の譲渡に伴う固定資産売却益約1.51億円(概算)については、2024年3月期第1四半期において特別利益として計上する予定です。2024年3月期通期の業績予想については、一定程度織り込んでいるため、現時点で業績予想の変更等はありませんでした。

 

対処すべき課題としては、お墓事業(屋外墓地)については、樹木葬や共有墓等の需要が急増していることから、募集販売を受託している既存霊園の改造や増設、業務提携先である株式会社アンカレッジが得意とする花と眠る寺院境内型樹木葬を共同開発する等、一般墓を含め販売力強化に努めていくということです。

 

お墓事業(納骨堂)については、埋葬の選択肢が多様化しており、劇的な販売力の回復には一定期間かかることを想定。消費者ニーズを見極め、抜本的な広告及び販売戦略を見直し、収益を追求する体制を構築していきます。

 

葬祭事業については、受注拡大のため生前予約をいただくことは不可欠。その会員組織である「さくら倶楽部」及び「あおい倶楽部」の新規会員獲得と共に、会員に向けた春夏秋冬に発行する会報の配布、充実した終活セミナーやイベントの開催等、潜在顧客を受注に繋げる施策を行っていく方針です。また、より魅力的な葬儀プランを開発し、低価格競争からの脱却を図ると共に、さくら・あおい倶楽部会員以外の一般顧客からの受注拡大に努め、同社の中核をなす事業となるよう推進すると同時に、終活や葬儀後の諸手続きを総合的にお手伝いする総合シニアライフサポート企業として発展することを目指していくということです。

 

<本日の監視銘柄群>

QDレーザ(6613)、ラバブルマーケティング(9254)、カルナバイオサイエンス(4572)、AeroEdge(7409)、良品計画(7453)

 

<前日の東京株式市場>

10日の日経平均は前週末比198.69円(0.61%)安の32189.73円と5日続落しました。5日移動平均線(10日現在32822.47円)、25日移動平均線(同32942.98円)を下回っています。一方、75日移動平均線(同30405.85円)は上回っています。11日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日170円高の32310円、高値は10日21時36分の32370円、安値は10日の16時30分の始値32100円でした。10日の騰落レシオ(6日移動平均)は72.14%でした。新高値銘柄数は65、新安値銘柄数は22でした。また、MACD(12日-26日)は294.67、シグナル(9日)は527.41でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス232.74でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが3つ(前日も3つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

10日のNYダウは4日ぶりに反発し、前日比209.52ドル高の33944.40ドルでした。ナスダック総合株価指数も4日ぶりに反発し、同24.77ポイント高の13685.48ポイントでした。自律反発狙いの買いが入り、両指数共に反発しました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

10日の米国株が堅調でしたので、本日の東京株式市場は堅調に推移する見通しです。なお、6月第4週(26~30日)、海外勢は先物を5013億円売り越しました。現物株との合算では1971億円の売り越しでした。これまでの日本株上昇の牽引役だった海外勢の買いが一服したことで、中長期的な上昇相場における、健全な調整局面に入ったと可能性が高まったとみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が3日連続で下降中です。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が7月4日の33422.52円を上回る必要があります。

 

7月10日に、25日移動平均線が、58日ぶりに下降に転じました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で6月6日の32506.78円を上回ることが必要です。

 

7月10日、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に状態に変化しました。これは、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。

 

10日の東証グロース市場指数は前週末比5.94p(0.59%)安の997.03pでした。5日移動平均線(10日現在1014.06p)、25日移動平均線(同1028.00p)を下回っています。一方、75日移動平均線(同979.60p)は上回っています。5日移動平均線は、3日連続で下降中です。本日、上向きに転じるには、7月4日の1039.06pを上回る必要があります。25日移動平均線は27日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、6月6日の996.31pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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