8月22日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
INFORICH(9338)
好業績が注目ポイントです。8月10日、「2023年12月期 連結業績予想の上方修正に関するお知らせ」を発表しました。2023年12月期通期連結業績については、売上高は73.33億円(前回予想比8.2%増)、営業利益は1.18億円(前回予想は9.59億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は4300万円(前回予想は10.73億円の損失)に上方修正しました。売上高については、直近で新型コロナウイルスの影響が低下し、レンタル回数が好調に推移する中、通期においても堅調な増加が見込まれること、また、2023 年6月に実施した価格改定の影響により、当初公表時の予想を上回る見込みとなりました。また、営業利益及び親会社株主に帰属する当期純利益については、売上高の増加に加え、販売費及び一般管理費を抑制した効果により、当初公表時の赤字予想から、黒字への転換を見込んでいます。
<前日の東京株式市場>
21日の日経平均は前週末比114.88円(0.37%)高の31565.64円と4日ぶりに反発しました。5日移動平均線(21日現在31729.62円)、25日移動平均線(同32400.18円)、75日移動平均線(同31984.84円)全て下回っています。8月22日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比320円高の31820円、高値は22日04時42分の31840円、安値は21日16時30分の始値31570円でした。21日の騰落レシオ(6日移動平均)は62.75%でした。新高値銘柄数は44、新安値銘柄数は36でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス246.69、シグナル(9日)はマイナス116.98でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス129.71でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日は3つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
21日のNYダウは反落し、前週末比36.97ドル安の34463.69ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発し、同206.81ポイント高の13497.59ポイントでした。ここ最近下げがきつかったハイテク株に、値ごろ感からの買いが入りました。
<本日の東京株式市場の見通し>
21日のナスダック高は好材料です。このため、本日の日経平均は堅調に推移する見通しです。ただし、21日の米10年物国債利回りは前週末比0.09%高い4.34%で取引を終えました。一時は4.35%と2007年11月以来、15年9カ月ぶりの高水準を付ける場面がありました。この米金利上昇は上値圧迫要因と考えています。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は6日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が8月15日の32238.89円を上回る必要があります。
25日移動平均線は、12日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月14日の32391.26円を上回ることが必要です
「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整が継続しているとみています。
21日の東証グロース市場指数は前週末比25.10p(2.75%)高の939.25pでした。5日移動平均線(21日現在929.86p)を上回りました。一方、25日移動平均線(同972.41p)、75日移動平均線(同986.04p)は下回っています。5日移動平均線は、10日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月15日の946.17pを上回る必要があります。25日移動平均線は24日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月14日の999.78pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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