8月23日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
不二精機(6400)
8月22日の上昇で、5・25・75・100・200日移動平均線を全て上回り、チャート妙味が増したことが注目ポイントです。
2023年12月期第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期に比較して、精密成形品その他事業の売上高が増加したことにより、前年同四半期比3.38億円(9.0%)増加の40.80億円でした。損益については、主に射出成形用精密金型及び成形システム事業の収益性が低下したことにより、営業利益は、前年同四半期比1.07億円(41.8%)減少の1.50億円となりました。経常損益では、円安傾向は続いているものの、為替差損益が前年同四半期では差益3100万円だったところ、差損700万円に転ずるなどで、経常利益は、前年同四半期比1.46億円(53.8%)減少の1.25億円となりました。特別損益項目、法人税等を加え、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期比1.17億円(71.2%)減少の4700万円となりました。
当第2四半期に関しては、コロナ禍、半導体不足の影響で利益率の低下が予想された中、業績予想の営業利益は達成です。営業利益の業績予想達成を受け、為替の影響もあった中、業績予想の経常利益も達成でした。しかし、特別損失、税金費用の増加の影響により、業績予想の当期純利益は未達でした。
なお、2023年12月期通期業績予想に関しては、中期的受注拡大を目指し、EV関連等新製品の開発投資実施も営業利益水準(22年12月期4.82億円、23年12月期4.91億円)を維持する見込みです。
<前日の東京株式市場>
22日の日経平均は前日比291.07円(0.92%)高の31856.71円と続伸しました。5日移動平均線(22日現在31653.19円)を上回りました。一方、25日移動平均線(同32378.80円)、75日移動平均線(同32020.82円)は下回っています。8月23日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比190円安の31730円、高値は22日21時05分の32010円、安値は23日04時44分の31730円でした。22日の騰落レシオ(6日移動平均)は82.68%でした。新高値銘柄数は64、新安値銘柄数は29でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス240.14、シグナル(9日)はマイナス141.34でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス98.81でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
22日のNYダウは続落し、前日比174.86ドル安の34288.83ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は続伸し、同8.28ポイント高の13505.87ポイントでした。S&Pグローバル・レーティングスが21日、米地銀5行を格下げしたことを背景に、金融株が軟調でした。また、メーシーズが22日発表した2023年8~10月期の業績見通しが市場予想を下回り、同社株の株価が前日比14.05%安と急落したことの影響で、小売株も売られました。
<本日の東京株式市場の見通し>
22日のNYダウの下落は悪材料ですが、ナスダック高は好材料です。このため、本日の日経平均は「弱含みもみあい」で推移する見通しです。ただし、25日にはパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演を控えているため、本日以降徐々に、売り買いともに手控えられ、様子見ムードが強まるとみています。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は7日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が8月16日の31766.82円を上回る必要があります。
25日移動平均線は、13日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月18日の32493.89円を上回ることが必要です
「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整が継続しているとみています。
22日の東証グロース市場指数は前日比1.09p(0.12%)高の940.34pでした。5日移動平均線(22日現在928.70p)は上回っています。一方、25日移動平均線(同970.04p)、75日移動平均線(同985.97p)は下回っています。5日移動平均線は、11日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月16日の928.26pを上回る必要があります。25日移動平均線は25日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月18日の999.82pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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