10月11日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
サイネックス(2376)
島根県松江市(上定昭仁市長)のシティプロモーションサイトとして『わが街ポータル まつえ』を2023年9月29日に公開しました。これが注目材料です。同社が推進するシティプロモーション特設サイト「わが街ポータル」は、行政情報を集約した地域情報の発信だけではなく、地域の住民や企業、団体との連携をはかり、情報を集約することで、行政情報に加え、イベント情報、おすすめ情報、求人情報、地域の SNS 情報など、日常生活で利用される利便性の高いリアルな情報を発信するシティプロモーション特設サイトです。
2024年3月期第1四半期連結累計期間の経営成績は、メディア事業の行政情報誌『わが街事典』の発行やデジタルサイネージ『わが街NAVI』の設置が順調に推移したこともあり、売上高は対前年同期比9.9%増の37.55億円、営業利益は対前年同期比50.1%増の1.17億円、経常利益は複合金融商品の評価益計上があったこともあり対前年同期比45.8%増の1.89億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は対前年同期比69.5%増の1.21億円となりました。
<前日の東京株式市場>
10日の日経平均は前週末比751.86円(2.43%)高の31746.53円と、大幅に反発しました。5日移動平均線(10日現在31116.28円)を上回りました。一方、25日移動平均線(同32365.74円)、75日移動平均線(同32457.60円)は下回っています。10日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比250円高31270円、高値は7日03時28分の31390円、安値は6日21時53分の30860円でした。10日の騰落レシオ(6日移動平均)は99.89%でした。新高値銘柄数は50、新安値銘柄数は14でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス365.87、シグナル(9日)はマイナス209.73でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス156.14でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
10日のNYダウは3日続伸し、前日比134.65ドル高の33739.30ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続伸し、同78.61ポイント高の13562.84ポイントでした。10日の米債券市場で、米10年物国債利回りが一時4.61%と、前週末の終値の4.80%から0.2%近く低下したことが買い材料になりました。
<本日の東京株式市場の見通し>
10日の米国株高が好材料視されそうです。ハマスとイスラエルの戦闘に関しては、他の産油国等の積極的な直接的な参加がない限りは、引き続き、市場への影響は軽微とみています。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は13日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が10月3日の31237.94円を上回る必要があります。
25日移動平均線は、5日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月4日の32939.18円を上回ることが必要です。
今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。
10日の東証グロース市場指数は前週末比7.05p(0.78%)高の907.53pでした。5日移動平均線(10日現在895.34p)を上回っています。一方、25日移動平均線(同937.04p)、75日移動平均線(同969.93p)共に下回っています。5日移動平均線は、6日連続で下降しました。本日、上向きに転じるには、10月3日の897.29pを上回る必要があります。25日移動平均線は10日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月4日の969.01pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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