10月13日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

トリケミカル研究所(4369)

半導体関連のコアストックとして注目します。

 

同社グループの主要な販売先の半導体業界においては、半導体メーカーの在庫調整や設備投資計画の見直しの影響から減産が続いており、在庫の正常化までにはもうしばらく時間がかかるとの見方もでています。それに伴い、半導体製造用の化学化合物の需要に関しても当初の見通しより低い水準で推移しました。このような状況下、同社グループは、今後の半導体業界の回復に備えるべく、全社的な業務のデジタル化の波及による生産性の向上及び新規製品製造のための体制構築を積極的に行っています。また、将来的な半導体需要の増加に応えるべく山梨県南アルプス市に新工場(南アルプス事業所)の建設を進めています。

 

さらに、中期経営計画における経営方針に基づき、半導体製造用化学化合物の生産・開発能力の向上を一層推し進め、海外を中心とした新規材料の需要に即応できる体制の整備に取り組む一方、既存製品の需要に対応するための生産・品質管理体制を継続的に強化すると同時に、環境負荷の軽減や作業安全性の向上に対する投資も積極的にきています。

 

利益面に関しては、韓国を中心としたメモリー向け需要の減速や原材料価格の高騰、固定費増加等の影響を軽減するため、引き続き全社一丸となっての経費削減やコスト等の上昇に伴う販売価格改定に取り組んできました。

 

その結果、2024年1月期第2四半期連結業績については、売上高は56.22億円(前年同期比14.1%減)、営業利益は11.00億円(同42.4%減)となり、また、韓国関係会社SK Tri Chem Co., Ltd.に係る持分法による投資利益の計上等により、経常利益は19.06億円(同45.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14.53億円(同46.2%減)でした。

<前日の東京株式市場>

12日の日経平均は前日比558.15円(1.75%)高の32494.66円と、大幅に3日続伸しました。5日移動平均線(12日現在31649.56円)、25日移動平均線(同32303.95円)、75日移動平均線(同32436.06円)全て上回っています。13日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比370円安32270円、高値は12日20時46分の32650円、安値は13日03時17分の32090円でした。12日の騰落レシオ(6日移動平均)は147.50%でした。新高値銘柄数は54、新安値銘柄数は35でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス232.01、シグナル(9日)はマイナス270.70でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は38.69でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが4つ(前日はゼロ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

12日のNYダウは5日ぶりに反落し、前日比173.73ドル安の33631.14ドルでした。ナスダック総合株価指数も5日ぶりに反落し、同85.46ポイント安の13574.22ポイントでした。9月の米CPIは前年同月比で8月と同じ3.7%上昇と、市場予想の3.6%上昇を上回ったことが嫌気されました。

<本日の東京株式市場の見通し>

12日の米国株安が嫌気され、売りが先行する見通しです。米株安の主因は米長期金利の上昇です。12日の米10年物国債利回りは前日比0.15%高い4.70%でした。ですが、9月のCPIでは食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比4.1%上昇と市場予想と一致し、8月の4.3%上昇から伸びが鈍化しています。インフレが加速したわけではないため、外部環境悪化を嫌気した売り一巡後は、上値は重いものの底堅く推移しそうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は2日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が10月5日の31075.36円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、7日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月6日の33241.02円を上回ることが必要です。

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

 

12日の東証グロース市場指数は前日比8.90p(0.99%)高の905.11pでした。5日移動平均線(12日現在901.70p)を上回っています。一方、25日移動平均線(同931.01p)、75日移動平均線(同965.63p)共に下回っています。5日移動平均線は、8日ぶりに上昇転換しました。本日、下向きに転じるには、10月5日の899.20pを下回る必要があります。25日移動平均線は12日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月6日の981.28pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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