11月2日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

三菱食品(74514617)

11月1日、「2024 年3月期通期連結業績予想の修正並びに剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」を発表しました。これが注目ポイントです。当連結会計年度における同社グループの業績は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたこと等によるインバウンドを含む人流回復により、コンビニエンスストアや業務用取引を中心に全般的に取引が伸長したことに加え、断続的な食品価格の上昇を背景に、採算管理強化による利益率の改善が進んだこと等から、当初の予想を上回る見込みとなり、通期連結業績予想を修正することとしました。

 

2024年3月期通期連結業績については、売上高は2兆800億円(前回予想比3.0%増)、営業利益は290億円(同19.3%増)、経常利益は310億円(同19.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は220億円(同25.7%増)に上方修正しました。この度の通期連結業績予想の修正を踏まえ、中間配当については、前回予想から1株当たり 15 円増配の 80 円とし、期末配当予想についても1株当たり 15 円増配の 80 円に修正しました。これにより、年間配当予想は 1 株当たり 160 円となる見込みです。

 

<前日の東京株式市場>

1日の日経平均は前日比742.80円(2.41%)高の31601.65円と、大幅続伸しました。5日移動平均線(1日現在30950.19円)、25日移動平均線(同31468.19円)を上回っています。一方、75日移動平均線(同32163.31円)は下回っています。11月2日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比310円高の31910円、高値は終値、安値は1日19時24分の31450円でした。1日の騰落レシオ(6日移動平均)は145.19%でした。新高値銘柄数は134、新安値銘柄数は16でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス295.16、シグナル(9日)はマイナス293.60でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス1.56でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)、「天井確認10項目」のうちが2つ(前日は1つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

1日のNYダウは3日続伸し、前日比221.71ドル高の33274.58ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日続伸し、同210.23ポイント高の13061.47ポイントでした。長期金利の低下が好感されました。FRBは1日まで開いたFOMCで、2会合続けて、政策金利を5.25~5.5%に据え置きました。これを受け、1日の米10年物国債利回りは前日比0.20%低い4.73%で取引を終えました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

米国株高と円安が追い風です。売り方の買い戻しで、終日堅調な相場となりそうです。ですが、3連休を控えているため、買い一巡後は流石に売り買いが交錯し、高値圏では膠着感が強まる見通しです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は10日ぶりに上昇転換しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が10月26日の30601.78円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、21日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月27日の32371.90円を上回ることが必要です。

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

 

1日の東証グロース市場指数は前日比6.51p(0.78%)安の827.68pでした。5日移動平均線(1日現在825.56p)を上回っています。一方、25日移動平均線(同869.97p)、75日移動平均線(同932.23p)共に下回っています。5日移動平均線は、2日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、10月26日の814.85pを上回る必要があります。25日移動平均線は26日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月27日の939.98pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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