株式市場よもやま話 日米共に「バリュー株」が正義

名実共に新年度入りした4月1日の日経平均は566.35円安でした。翌2日は35.82円高と小幅に反発したものの3日は387.06円安でした。冴えない動きとなっています。もっと冴えないのが東証グロース250指数です。1日は11.83ポイント安、2日は20.79ポイント安、そして、3日は13.58ポイント安と、新年度入りして大幅に3日続落しました。ちなみに、同指数は2日の下落で、75日移動平均線を割り込みました。3日終値は700.25ポイントで、5日移動平均線(3日現在725.98ポイント)、25日移動平均線(同747.79ポイント)、75日移動平均線(同721.17ポイント)全て下回っています。チャートが大幅に悪化してしまっています。

 

一方、日経平均については、3日終値は39451.85円で、5日移動平均線(同39926.27円)、25日移動平均線(同39774.14円)は下回ってはいるものの、75日移動平均線(同36961.58円)は大幅に上回っており、中期の上昇トレンドは崩れていません。このため、当面の投資戦略としては、小型グロースは底入れ待ちで「様子見」、日本を代表する主力の大型株は「押し目買い」ということになりそうです。

 

個別銘柄では、3日の市場では、人気株のQPS研究所(5595)の急落が話題になっていました。同社株については、悪材料が見当たらない中、売りが売りを呼ぶ展開となり結局、前日比700円安の3490円ストップ安売り気配で取引を終えました。直近の信用買い残は488万7600株です。同社のように株価が急騰する過程で、信用買い残が積み上がった上に、その後、25日移動平均線を割り込むなど、チャートが悪化した銘柄に関して、当面は注意が必要ですね。なぜならば、追証絡みの投げ売りが出てくるリスクが高まっているからです。

 

ところで、米国では、原油高や堅調な経済状況を主因に、インフレの沈静化が遅れています。このため、2日の米10年物国債利回りは、一時は4.40%と昨年11月下旬以来の高水準を付ける場面がありました。こうなると、日米共に「バリュー株」が正義ということになりそうです。よって、当面の投資対象は「低PER、低PBR、高配当利回り、そして高ROEの大型株」の一択になると考えています。

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