「王道銘柄しか勝たない時代が続いています・・・」
6月5日の東証グロース250指数の前引けは前日比4.53ポイント(0.72%)安の626.76ポイントでした。5日移動平均線(5日前引け時点619.09ポイント)は上回っているのですが、25日移動平均線(同633.12ポイント)、75日移動平均線(同692.80ポイント)共に下回っています。5月30日の年初来安値594.16ポイントで底打ちしたと期待を込めて見守ってはいますが、上値が非常に重く、25日移動平均線が強力に抵抗している感じです。
グロース株が冴えない一因として、日本の長期金利の先高観の強まりが挙げられています。ですが、5日午前の国内債券市場で、新発10年物国債の利回りは節目の1%を下回り、前日比0.025%低い0.990%をつけました。5月23日以来ほぼ2週間ぶりの低水準になったにもかかわらず、東証グロース250指数は軟調でした。債券に関しては、6月4日、日銀の氷見野良三副総裁が、日銀の国債買い入れに関して、「非連続・不測の変化は避けないといけない」と話したと伝わり、日銀の国債買い入れの減額が緩やかなペースで進むとの見方が広がったことが影響したようです。
それはともかく、グロース株が冴えない主因は、金利先高観もあるでしょうが、それよりも、グロース市場の長期にわたる相場低迷で、短期売買を好む個人投資家の損益状況が著しく悪化したことで、物色意欲と体力がなくなってきていることではないかと思っています。なお、市場関係者へのヒアリングベースでは、日本株でも米国株でも、時価総額上位の王道銘柄を「ガチホ」している長期スタンスの個人投資家の収益状況は極めて良好とののことです。王道銘柄しか勝たない時代が続いています。
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