5日の海外動向 リスクオフのムード強い

5日のシカゴ日経平均先物3月物は16560円大証比160円安でした。NYダウは3日ぶりに反落、前日比211.61ドル安の16204.97ドルでした。3月の利上げ懸念の再燃と、原油安が嫌気されました。1月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数は前月比15.1万人増と、前月の26.2万人から急減し、市場予測の19万人も下回りました。しかし、失業率は4.9%と前月から0.1ポイント低下し、リーマン・ショック前の08年2月と並ぶ低水準となりました。また、時間当たり賃金は0.12ドル(0.5%)増え、前年比では2.5%増でした。強弱入り混じる内容ながら、3月追加利上げの可能性を完全に否定できない内容でした。一方、NY原油先物相場は続落、WTI期近の3月物は前日比0.83ドル安の1バレル30.89ドルでした。NY円相場は5日ぶりに反落、前日比10銭の円安・ドル高の1ドル=116円85~95銭でした。しかしながら、雇用統計発表直後に一時116円29銭の円高・ドル安水準を付ける場面がありました。

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