9日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は4日ぶりに反発も上値は重そう
9日のシカゴ日経平均先物3月限(円建て)は16795円大証比165円高でした。原油先物相場の反発が好感され,NYダウは反発し、前日比36.26ドル高の17000.36ドルでした。NY原油先物相場は反発、WTI期近の4月物は前日比1.79ドル高の1バレル38.29ドルでした。一時38.51ドルと、昨年12月9日以来、3カ月ぶりの高値を付けました。週間の石油在庫統計で、原油在庫が市場予想よりも増えたものの、ガソリン在庫が予想と比べて大幅に減ったことが好感されました。
米株高、原油先物高、円安を受け、本日の日経平均は4日ぶりに反発する見通しです。ただ、10日のECB定例理事会を控え、様子見気分は強い相場となりそうです。日経平均の想定レンジは16500円~5日移動平均線(9日現在16862.32円)です。昨日まで3日続落した日経平均ですが、25日移動平均線(同16338.67円)を上回っている限り、買い方が有利の状況が続くとみています。一方、ドル/円相場は25日移動平均線(同113円72銭)を下回っています。この状態では日経平均の上値は限定的です。
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