21日の海外動向と本日の相場見通し 週末要因も重なり短期調整

21日のシカゴ日経平均先物6月物は17235円大証比175円安でした。高値は17415円、安値は17175円です。NYダウは4日ぶりに反落、前日比113.75ドル安の17982.52ドルでした。1~3月期決算で1株利益が市場予想を下回ったトラベラーズなどが下落し、ダウを押し下げました。ECBは21日の理事会で政策金利の据え置きを決めましたが、為替市場も株式市場の反応も、それほど大きなものではありませんでした。NY原油先物相場は下落、WTI期近の6月物は前日比1.00ドル安の1バレル43.18ドルでした。一時44.49ドルと期近物としては約5カ月ぶりの高値を付けましたが、結局、売りに押されました。NY円相場は4日ぶりに反発、前日比40銭の円高・ドル安の1ドル=109円40~50銭でした。

 

米株安、原油先物安、円高を受け、本日の日経平均は4日ぶりに反落する見通しです。日経平均は昨日まで終値ベースで3日間で1087.67円(6.68%)上昇しています。週末要因も重なり、買い方の利益確定売りが終日優勢な状況が続く見通しです。一方、買い遅れた投資家の押し目買いニーズや、昨日までの急騰で損失を抱えた売り方の買い戻しニーズも見込めるため、下値は下値で相当堅いと考えます。想定レンジは昨日の取引レンジ17144.53円~17381.70円です。

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