10日の海外動向と本日の相場見通し 買い戻しニーズで、下がり難く、上がり易い需給

シカゴ日経平均先物6月物は16780円大証比200円高でした。高値は16810円、安値は16190円。NYダウは大幅反発し、前日比222.44ドル高の17928.35ドルでした。原油先物相場の反発が買い材料になりました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の6月物は前日比1.22ドル高の1バレル44.66ドルでした。オイルサンドが集まるカナダ西部での山火事や、ナイジェリアでの武装組織による石油施設への攻撃を背景に、原油の供給減による需給逼迫懸念が強まりました。NY円相場は1ドル=109円20~30銭、90銭円安・ドル高でした。

 

米株高、原油先物高、円安を受け、本日の日経平均は堅調スタートが見込まれます。日経平均の想定レンジは16600円~16900円程度です。麻生太郎財務相が2日続けて「為替介入の用意がある」などと発言したことで、円高・日本株安の流れが一服した感じです。テクニカル的には、昨日上回った25日移動平均線(10日現在16506.53円)がサポートする限り、売り方は窮地に陥り続けるため、買い戻しニーズで、下がり難く、上がり易い需給となる見通しです。

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