23日の海外動向と本日の相場見通し 利益確定売りと買い戻しが交錯、日経平均は膠着

23日のシカゴ日経平均先物9月物は16495円大証比325円高でした。NYダウは前日比230.24ドル高の18011.07ドルでした。EU残留支持が優勢との世論調査の結果が伝わったことが買い材料になりました。原油先物相場の上昇も追い風でした。NY原油先物相場は大幅反発、WTI期近の8月物は前日比0.98ドル高の1バレル50.11ドルでした。NY円相場は大幅反落し、前日比1円75銭円安・ドル高の1ドル=106円10~20銭でした。一時106円80銭台に下落しました。

 

米国株高、円安、原油先物高を受け、本日の日経平均は大幅続伸スタートが見込まれます。25日移動平均線(23日現在16453.76円)を上抜ければ、6月のSQ値16639.11円や75日移動平均線(同16603.28円)あたりが次のメドとして意識されそうです。なお、ここまでの動きで、英国のEU残留はほぼ織り込まれます。開票結果が明らかになれば、材料出尽くしの動きに加え、週末要因も重なり、利益確定売りと、売り方の買い戻しが交錯して、日経平均は膠着するとみています。日経平均の想定レンジは25日移動平均線±200円程度です。なお、開票結果が明らかになれば、今まで様子見をしていた投資家が徐々に市場に参加してくることが見込まれ、ボリュームは回復していく見通しです。

 

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