2日の海外動向と本日の相場見通し 軟調な相場が終日続く可能性が高そうです
3日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は16120円前日比220円安でした。2日のNYダウは7日続落、前日比90.74ドル安の18313.77ドルでした。財務健全性懸念で、銀行株が主導する形で、欧州主要国の株価指数が全面安の展開となったことが嫌気されました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の9月物は前日比0.55ドル安の1バレル39.51ドルでした。原油や石油の在庫増が続くとの見方が強く、売り圧力が強かったようです。NY円相場は急反発し、前日比1円50銭円高・ドル安の1ドル=100円85~95銭でした。麻生太郎財務相が2日に50年債の発行を改めて否定したことが、円買い材料になったようです。
欧米株式相場や原油先物相場の下落、対ドルでの円急伸を受け、投資家心理は悪化するため、本日の日経平均は続落スタートの見通しです。大阪ナイトセッションでは3日2時7分に15990円を付けています。本日も東京外国為替市場で円高が進むようなら、16000円大台割れすることも十分ありでしょう。日銀のETF買い以外、買い材料らしい買い材料が見当たらないため、軟調な相場が終日続く可能性が高そうです。なお、政府は2日午後の臨時閣議で、事業規模28兆1000億円の「未来への投資を実現する経済対策」を決めました。取り敢えず本日は、この対策でメリットを享受する銘柄群に短期資金が向かいそうです。一方、円高デメリット株は厳しいでしょうね。日経平均の想定レンジは26週移動平均ベースのボリンジャーバンドマイナス1σ(2日現在15835.63円)~26週移動平均線(同16348.58円)です。
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