個別銘柄情報(8/10分)

バンナムHD(7832)、MUMSSはレーティングを引き上げ
2925円 129円高
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングを従来の「Neutral」から「Overweight」に引き上げ、目標株価を同3060円から3600円に引き上げた。19/3期MUMSS予想営業利益を830億円(従来690億円)と従来を大幅に上回る強気の収益予想に上方修正したが、営業利益を大幅上方修正する要因は以下の2点だという。(1)主力の国内安定成長に加えて、「ドラゴンボール」、「ワンピース」、「ナルト」を中心とした海外の急成長でモバイルゲームの収益を、従来に比べて大幅拡大、(2)「ラブライブ」、「ガンダム」に加え、新規に「ガールズ&パンツァー」などラインナップ充実により映像音楽プロデュースの増益維持、だそうだ。

アウトソシング(2427)、MUMSSは目標株価を引き上げ
3335円 55円高
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティング「Buy」を再強調し、目標株価を従来の4400円から6000円に引き上げた。今期1H営業利益が会社計画を上回り通期計画達成確度が高まっているという。7月29日発表の中期経営計画はEBITDAを15/12期45億円→20/12期315億円とするアグレッシブな目標。MUMSSでは特に国内技術者派遣に注目しているという。計画においては同部門の成長を高く見込むが、同業に比べて人手不足が深刻かつ伸びが高いITや土木建築等の領域の売上構成が高く成長余地が大きいそうだ。技術者の教育研修機能を有するKENスクールを活用した積極採用も奏功しており、同業のメイテック(9744)や、テクノプロHD(6028)を上回る成長が可能とMUMSSではみているそうだ。

東海東京(8616)、野村は投資判断を引き下げ
456円 28円安
野村證券は、同社の投資判断を従来の「Buy」から「Neutral」に引き下げ、目標株価を同650円から510円に引き下げた。16年4~6月期(1Q)決算と足元の状況を踏まえ、野村業績予想を下方修正。マイナス金利政策導入以降、地方銀行が非金利収益獲得戦略として証券ビジネスに注目する中で、同社は地方銀行との提携合弁証券拡大に注力すると想定したという。中期的なストーリーに変更はないが、売買代金の低迷や円高といった逆風の経営環境の中、各合弁会社からの持分法投資利益が伸び悩んでおり、短期的に強気材料に乏しくなったと判断したそうだ。

ダイキン(6367)、野村は目標株価を引き上げ
9164円 373円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の目標株価を従来の10400円から10700円に引き上げた。4~6月期は国内外での拡販により、円高影響を吸収できた点は評価できるという。野村では円高前提に変更(16年7~9月期以降は108→105円/ドル)したが、4~6月期の業績好調を考慮し、17.3期以降の業績予想を据え置いたそうだ。中国では住宅市場が回復傾向の中、住宅用マルチエアコンの拡販が進み増収(現地通貨ベース)に転じたという。

トレンド(4704)、野村は目標株価を引き下げ
3950円 190円高
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の5400円から5250円に引き下げた。4~6月期(Q2)は前年同期比25%営業減益となったが、買収したTippingPoint(TP)事業の影響(のれん償却含む)を除くと、同14%営業増益と、実態ベースでは好調な点が確認できたという。一方、円高を考慮し、売上予想を下方修正したが、円高は営業利益に影響なく、利益予想は据え置いたそうだ(為替差損で今期のみ経常利益以下を下方修正)。

リゾートトラス(4681)、野村は目標株価を引き下げ
2036円 369円安
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の3300円から3000円に引き下げた。17.3期~19.3期の野村予想を下方修正したという。理由は(1)契約高の積み上がりスピードが我々の想定より緩やかであること、(2)エクシブ及びベイコートの稼働率が我々の予想を下回って推移している、以上2点だそうだ。一方、「エクシブ湯河原離宮」契約高は平均的な進捗、過度な悲観は不要と考えているという。

レーザーテク(6920)、野村は目標株価を引き上げ
1626円 44円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の目標株価を従来の1672円から1813円に引き上げた。16.6期の業績は、売上高152.9億円(前期比0.7%増収)、営業利益44.2億円(同6.2%減益)となり、営業利益は前期比減益ではあるが、会社想定の37億円を大きく上回ったという。期末に高収益な案件の売上が集中したそうだ。業績に与える影響が大きいファウンドリの先端マスク検査装置の商談は、同社が獲得した模様だという。事業規模は、20/16nmの商談と同程度となる見通しで、17.6期と18.6期の合計で70億円を超える売上寄与となる可能性があるそうだ。

オークマ(6103)、CSは目標株価を引き下げ
721円 33円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「NEUTRAL」に据え置いたが、目標株価を従来の750円から700円に引き下げた。同社月次受注は7月こそ好転していそうだが、受注環境は悪化傾向にある印象だという。来18/3期に向けた受注環境は依然として不透明だそうだ。CS為替前提を1ドル=109円→103円、1ユーロ=123円→114円へ変更、今17/3期予想営業利益を173億円から170億円(会社計画175億円、IFIS予想156億円)、来期予想も124億円から120億円(IFIS予想144億円)へ減額したという。

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