個別銘柄情報(3/1分)

西日シ銀(8327)、SMBC日興は投資評価を引き下げ
199円 5円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「1」から「2」に引き下げ、目標株価を同400円から220円に引き下げた。今回の政策影響を踏まえて業績予想を下方修正したという。株価が大きく下落したため、下方修正した17/3期予想ベースのPERでも約8倍と、地銀内で見ても相対的な割安感は残るが、銀行株への信認の低下が広がる中で、カタリストに欠けると判断したそうだ。

山口FG(8418)、SMBC日興は投資評価を引き下げ
1027円 36円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「1」から「2」に引き下げ、目標株価を同17000円から1100円に引き下げた。今回の政策影響を踏まえて業績予想を引き下げ、17/3期連結純利益の予想を前期比15%減益に変更したという。同行の収益構造は、債券をはじめ有価証券売却益による部分が地銀内でも大きく、近年は利益の3割前後をこれらで安定的に稼いでいたが、運用環境が激変する中で、この部分の安定性が維持されるかについても様子を見たいそうだ。

NEC(6701)、野村は目標株価を引き下げ
254円 32円安
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の370円から320円に引き下げた。事業環境悪化は想定以上の模様で16.3期は会社計画線まで下方修正、17.3期以降の回復も小幅に留まると予想したという。パブリックでの大型案件の遅れ、国内外のテレコム関連設備投資の抑制等の影響が続くと考えたそうだ。

サントリーBF(2587)、野村は目標株価を引き下げ
4780円 5円安
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の6000円から5600円に引き下げた。急激な円高加速、決算後のヒアリングを踏まえて、16.12期以降の野村予想を下方修正したという。一方、EUR、GBP等に対する円高影響を除けば、国内における高付加価値戦略、アジアにおける利益成長が見込まれるため、16.12期の営業利益は前期比9%増益と、高成長が続くと見ているそうだ。

オークマ(6103)、野村は目標株価を引き下げ
780円 24円安
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の1150円から850円に引き下げた。野村では、営業利益は16.3期が215億円(Q4が前年同期比14%減の45億円)・営業利益率11.7%(会社通期:210億円)、17.3期が前期比12%減の190億円・同10.8%を予想したという。16.3期は大幅増益も、前回ピーク(08.3期:303億円)を約3割下回る水準に留まり、Q4からは減益局面になると考えたそうだ。

THK(6481)、JPは投資判断を引き下げ
1876円 47円安
JPモルガン証券は、同社の投資判断を従来の「Neutral」から「Underweight」に引き下げ、目標株価を同2400円から1700円に引き下げた。16/3期下期以降は、工作機械受注の減少やスマホ特需の剥落により受注が低迷しているという。17/3期は、TRWのL&S事業の買収効果により業績は横ばいを見るが、実態としては業績モメンタムは下降トレンドと見て、18/3期は2割超の減益期と予想したそうだ。中国事業の黒字化や競合からのシェア上昇を狙う互換品や代理店強化の施策の効果はまだ見られず、現中計の練り直しが急務であると考えたという。

安川電(6506)、JPは投資判断を引き下げ
1292円 63円安
JPモルガン証券は、同社の投資判断を従来の「Neutral」から「Underweight」に引き下げ、目標株価を同1600円から1000円に引き下げた。ロボット事業は、需要変動が大きい中、競争優位性があると考えているという。一方、17/3期は、ACサーボモーター、インバータ等の事業が工作機械や一般機械向けに需要低迷を予想するほか、競争環境が厳しくなり、新製品や開発費の固定費負担の増加を相殺できないと予想し、17/3期以降は業績下降トレンドを予想したそうだ。

マキタ(6586)、JPは投資判断を引き上げ
6680円 50円高
JPモルガン証券は、同社の投資判断を従来の「Neutral」から「Overweight」に引き上げ、目標株価を同7200円から7500円に引き上げた。電動工具は、相対的に低単価の消耗品である一方、プロ向けの製品で買い替えサイクルが2-3年と短く、部品売上も含め底堅く推移すると見たという。16/3期は中国生産の比率が高く、人民元高がネガティブに効いたが、17/3期に向けては一転増益要因となるそうだ。実質売上面でも先進国はリチウム製品の拡販、新興国はメンテナンス拠点の拡充を着実に進め、増益基調を予想したという。

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