15日の海外動向と本日の相場見通し 週足一目雲上抜けに注目、個別ではAI関連、LINE関連に注目
16日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比210円高の17860円、高値は16日04時59分の17880円、安値は15日16時30分の17620円でした。15日のNYダウは７日続伸し、前日比54.37ドル高の18923.06ドルと４日続けて過去最高値を更新しました。原油先物相場が大きく上昇し、シェブロン、エクソンモービルなどが買われました。原油先物相場は４日ぶりに大幅反発、ＷＴＩ期近の12月物は前日比2.49ドル高の１バレル45.81ドルでした。サウジアラビアとロシアのエネルギー相が今週にも、減産について話し合うためカタールで会う可能性があると伝わったことが買い材料になりました。ＮＹ円相場は１ドル＝109円20～30銭の85銭円安・ドル高でした。
米国株高、円安、原油先物高のトリプルメリットで、本日の日経平均は反発が見込まれます。想定レンジは26週移動平均ベースのボリンジャーバンドプラス2σ（15日現在17684.58円）～同プラス3σ（同18237.69円）です。なお、本日の注目ポイントは、週足ベースの一目均衡表の雲上限（同17909.24円）を終値で超えることができるか否かです。物色面では、創薬ＡＩで50社連合が発足すると伝わり、AI関連が賑わいそうです。また、ソロス・ファンド・マネジメントが７～９月期に、日本株に投資するＥＴＦを3411万ドル購入し、個別株ではＬＩＮＥ（3938）を96万ドル保有していることが明らかになったと伝わり、LINE関連にも物色の矛先が向かいそうです。
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