5日の海外動向と本日の相場見通し 証券アオリスト銘柄の需給悪継続は要注意

6日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比60円安の18800円、高値は5日23時05分の19030円、安値は6日05時14分の18790円でした。5日のNYダウは反落、前日比41.09ドル安の20648.15ドルでした。金利低下に加え、米共和党のポール・ライアン下院議長が「税制改革には時間が掛かる」との見方を示したと伝わったことが嫌気されました。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の6月物は前日比0.12ドル高の1バレル51.15ドルでした。NY円相場は4日続伸、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=110円65~75銭でした。

 

NYダウの下落、円高止まりで、本日の日経平均は軟調なもみあいでしょう。想定レンジは19800円±150円です。6~7日の米中首脳会談や7日の米雇用統計を見極めたいという投資家が多いため、様子見気分の強い1日になりそうです。正直、ここ最近の地合いは悪いため、小型株中心に追証絡みの投げ売りは要警戒です。特に、ここ最近から相場に参加した投資家は、(買った後、株価が下落しても)待てば大丈夫という「成功体験」から、足元の株価下落にも耐えている人が多いもようです。このため、小型株に関しては、(投げが出ていないため)想定以上に需給が改善していない可能性があります。とりわけ、「証券アオリスト」が煽って高値を付けて、現在株価が低迷している銘柄に、その傾向が顕著と推察されます。この点は要注意でしょう。

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