ただし、ハイボラ相場です
７日のシカゴ日経平均先物３月物は17570円大証比90円安でした。ＮＹダウは大幅続落、前日比392.41ドル安の16514.10ドルでした。人民元相場が下げ止まらないこと、ＮＹ原油先物相場が原油の下げが止まらないことが嫌気されました。ＶＩＸ指数は24.99と、昨年９月末以来、約３カ月ぶりの高水準を付けました。ＮＹ原油先物相場は４日続落、ＷＴＩ期近の２月物は前日比0.70ドル安の１バレル33.27ドルでした。ＮＹ円相場は５日続伸、前日比75銭円高・ドル安の１ドル＝117円65～75銭でした。
外部環境が悪いため、本日の日経平均は５日続落スタートが見込まれます。その後は、見切り売りやヘッジ売りに対して、売り方の買い戻しや押し目買いが交錯し、膠着するとみています。そして、10時半から始まる上海株式市場や、東京外国為替市場の円相場を睨み、ボラティリティーが高まる見通しです。
なお、中国証券監督当局が「サーキットブレーカー」制度を停止すると発表しています。これを受けた、中国市場がどうなるのか・・・。また、昨日取引終了後、日経平均への影響度が非常に大きい、ファーストリテイリング（9983）が16年８月期通期の業績見通しを下方修正しました。この影響も、どの程度のものになるのか・・・。
また、東京株式市場は３連休前の金曜日です。さらに、今晩は米雇用統計の発表日です。正直、積極的にポジションを取りにくい状況です。上海株が急激に戻したり、円相場急激に円安に振れない限り、日経平均の上値は非常に重そうです。一方、下値に関しても、ここまで急ピッチで下がったこともあり、上海株がさらに急落したり、円相場がここからさらに円高に振れない限り、下値は限定される見通しです。日経平均先物３月物の想定レンジはナイトセッションの安値17460円～同高値の17790円です。ただし、ハイボラ相場です。いきなり、上にも下にも大きく相場がいつ何時動いても不思議ではありません。
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