8日の海外動向と本日の相場見通し 波乱要因は英国選挙結果、物色面では自動運転に注目
9日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は前日比80円高の20010円、高値は8日23時01分の20040円、安値は8日16時30分の19930円でした。8日のNYダウは続伸、前日比8.84ドル高の21182.53ドルでした。コミー前FBI長官の議会証言は、前日公表の草稿と大きく変わらなかったため、無難に通過しました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の7月物は前日比0.08ドル安の1バレル45.64ドルでした。NY円相場は1ドル=109円95銭~110円05銭の15銭の円安・ドル高でした。
米株が堅調で、円高一服のため、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。波乱要因は、英国総選挙の出口調査で保守党が「苦戦」と報じられたことを受けての外国為替市場動向ですが、一応の想定レンジは20000円±100円程度です。なお、本日は株価指数先物・オプション6月物のSQ算出日です。算出後、SQ値を上回って推移するようなら問題ありませんが、下回るようなら、週末要因も重なり買い方の手仕舞い売りが加速する可能性もあります。それでも、投資家の買い意欲は強く、下値は限定的とみています。物色面では、「自動運転の普及が近づいてきた」との一部報道を受け、自動運転関連が賑わいそうです。
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