11日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は23700円アラウンドのもみあい
12日の大阪ナイトセッションの日経先物３月物は前日比80円高の23730円、高値は終値、安値は11日19時32分の23610円でした。11日の米株式市場では主要３指数が最高値を更新しました。ＮＹダウは反発、前日比205.60ドル高の25574.73ドルと２日ぶりに過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数は同58.205ポイント高の7211.777ポイントでした。ＮＹ原油先物相場は４日続伸、ＷＴＩ期近の２月物は前日比0.23ドル高の１バレル63.80ドルでした。ＵＡＥのマズルーイ・エネルギー相が米ＣＮＢＣのインタビューで、産油国による協調減産を期限である18年末以降も続ける可能性に言及したことが買い材料になりました。ＮＹ円相場は３日続伸し、前日比20銭円高・ドル安の１ドル＝111円20～30銭でした。
米株高を受け、本日の日経平均は23700円アラウンドのもみあいとなりそうです。想定レンジは23700円±100円程度です。しかし、17年12月の米卸売物価指数（ＰＰＩ）は前月比で0.1％低下しました。市場は0.2％程度の上昇を見込んでいました。米低インフレで、日米金利差の縮小観測が強まり、ドルが対円で弱い動きを続けています。これは日本株全体にはネガティブです。一方、下がれば評価損に苦しむ売り方の買い戻しや、日銀のＥＴＦ買いが見込めるため、下値は堅いでしょう。
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