23日の海外動向と本日の相場見通し ナスダック高はポジティブ、対ドルでの円高はネガティブ

24日の大阪ナイトセッションの日経先物3月物は前日比130円安の23990円、高値は23日16時55分の24170円、安値は23日20時45分の23930円でした。23日のNYダウは3日ぶりに反落、前日比3.79ドル安の26210.81ドルでした。J&Jが43.44ドル、P&Gが19.54ドル、それぞれダウを押し下げました。一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同52.257ポイント高の7460.289ポイントと3日続けて過去最高値を更新しました。NY原油先物相場は上昇、WTI期近の3月物は前日比0.90ドル高の1バレル64.47ドルでした。NY円相場は1ドル=110円25~35銭の60銭円高・ドル安でした。

 

ナスダック高はポジティブですが、1ドル=110円台前半の円高はややネガティブです。このため、日経平均は4日ぶりに反落する見通しです。想定レンジは24000円±100円程度です。ただし、前場下がれば日銀のETF買いが見込めるため、下値は限定的でしょう。物色面では、日本車各社が中国で一斉に電気自動車(EV)を投入すると伝わり、EV、リチウム電池関連が賑わいそうです。また、国際カードブランドのVISAは顔だけで支払いができる仕組みを開発したと伝わり、顔認証関連にも物色の矛先が向かいそうです。なお、金融政策決定会合後の記者会見で、黒田東彦総裁が、「出口を検討する局面に至っていない」と強調したことは先行き全体相場にポジティブ材料であり、下支え要因でしょう。

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