8日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均はもみあい想定、SQ前に思惑的な売買も

9日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比60円安の22570円、高値は8日1952分の22630円、安値は8日2303分の22560円でした。8日のNYダウは4日ぶりに反落、前日比45.16ドル安の25583.75ドルでした。トランプ米政権が7日、23日から160億ドル相当の中国製品に追加関税を課すと発表したことを受けて、中国も8日、23日発動で、米国からの輸入品160億ドル、333品目に25%の追加関税を課すと伝わったことが嫌気されました。一方、ナスダック総合株価指数は7日続伸、前日比4.662ポイント高の7888.326ポイントでした。NY原油先物相場は3日ぶりに反落、WTI期近の9月物は前日比2.23ドル安の1バレル66.94ドルでした。NY円相場は1ドル=11095銭~11105銭の40銭円高・ドル安でした。

 

英国がEUと具体的な合意に至らずに離脱するリスクが高まったことや、米中貿易摩擦激化懸念の強まりを背景に、本日の日経平均は「もみあい」が見込まれます。想定レンジは22550円±150円程度です。なお、明日10日に株価指数オプション8月物のSQ算出を控え、思惑的な先物売りが出たと観測され、その後、日経平均は急速に伸び悩みました。このため、本日も先物市場で思惑的な動きが継続するでしょう。

 

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