28日の海外動向と本日の相場見通し 米国株高を受け、日経平均は5日続伸へ
29日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比150円高の22380円、高値は終値、安値は28日17時43分の22170円でした。28日のＮＹダウは大幅に３日続伸、前日比617.70ドル高の25366.43ドルでした。ナスダック総合株価指数は同208.892ポイント高の7291.592ポイントでした。パウエルＦＲＢ議長が28日午後の講演で、政策金利について「景気を加速も減速もさせない中立水準よりわずかに低い」と述べたため、利上げ打ち止め期待が高まりました。ＮＹ原油先物相場は続落、ＷＴＩ期近の１月物は前日比1.27ドル安の１バレル50.29ドルでした。ＮＹ円相場は１ドル＝113円60～70銭、10銭円高・ドル安でした。
米国株高を受け、本日の日経平均は5日続伸する見通し。想定レンジは22400円±200円程度です。なお、米ニューヨーク・タイムズ（電子版）は27日、複数の政府関係者の発言として米中首脳会談が「停戦の舞台になる」と報じました。これはポジティブ材料です。また、パウエルＦＲＢ議長の講演を受けて来年の追加利上げ観測が後退したことや、28日の米10年物国債利回りは前日と同じ3.05％で終えるなど、長期金利が落ち着いていることも追い風です。売り方の買い戻しや、出遅れた投資家の買いで終日堅調な相場が期待できそうです。
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