10日の海外動向と本日の相場見通し ＮＹダウの切り返しを好感も、日経の上値は重い
11日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比160円高の21300円、高値は11日04時55分の21370円、安値は11日01時17分の20950円でした。10日のＮＹダウは４日ぶりに反発、前週末比34.31ドル高の24423.26ドルでした。メイ首相が英国のＥＵからの離脱案を巡り、11日の議会で予定していた採決を見送ったことで、一時は507.58ドル安まで売られました。しかしながら、リバウンド狙いの買いが入り、プラス転換しました。ナスダック総合株価指数は反発、同51.268ポイント高の7020.520ポイントでした。ＮＹ原油先物相場は反落、ＷＴＩ期近の１月物は前週末比1.61ドル安の１バレル51.00ドルでした。ＮＹ円相場は１ドル＝113円30～40銭、60銭円安・ドル高でした。
ＮＹダウが大幅安からプラス転換したことが好感され、本日の日経平均は反発する見通しです。想定レンジは21300円±200円程度です。21000円アラウンドは、10月26日に20971.93円を付けて以降、これまでの底値圏となっています。このため、このレベルでは押し目買いが入り易く、底堅さが発揮される見通しです。その一方、ここ最近までの相場下落で、需給はよくないため、さらに好材料が出ない限り、上値は限定的でしょう。
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