9日の海外動向と本日の相場見通し 米株下落、日経平均の上値は重そう
10日の大阪ナイトセッション日経平均先物12月物は前日比20円安の23420円、高値は9日16時35分の23470円、安値は10日04時08分の23370円でした。9日のNYダウは4日ぶりに反落、前週末比105.46ドル安の27909.60ドルでした。ナスダック総合株価指数は同34.702ポイント安の8621.827ポイントでした。対中制裁関税「第4弾」の全面発動が15日に迫り、積極的な買いが入らず売りが優勢でした。NY原油先物相場は反落、WTI期近の2020年1月物は前週末比0.18ドル安の1バレル59.02ドルでした。NY円相場は横ばい、前週末と同じ1ドル=108円50~60銭でした。
米国株が下落したことで、本日の日経平均は上値の重い展開を余儀なくされそうです。想定レンジは23400円±200円程度です。対中制裁関税「第4弾」の全面発動が15日に迫っていることに加え、11日のFOMC結果発表や12日の英総選挙、ラガルド新総裁によるECB定例理事会など重要イベントを控えているため、多くの投資家は様子見スタンスを崩さないでしょう。ただし、下値を売り叩くような材料も見当たりません。このため、膠着感の強い1日となりそうです。
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