7日の海外動向と本日の相場見通し 米株堅調、日経平均も堅調に推移す
８日の大阪ナイトセッション日経平均先物６月物は前日比60円高の19760円、高値は７日19時15分の19850円、安値は７日23時56分の19710円でした。７日のＮＹダウは反発、前日比211.25ドル高の23875.89ドルでした。ナスダック総合株価指数は４日続伸、同125.274ポイント高の8979.662ポイントと、昨年末終値の8972.604を上回りました。30超の州で外食や小売店などの営業を再開する動きが広がるなど、経済活動の再開が多くの州に広がったことが好感されました。ＮＹ原油先物相場は続落、ＷＴＩ期近の６月物は前日比0.44ドル安の１バレル23.55ドルでした。ＮＹ円相場は５日ぶりに反落、前日比15銭円安・ドル高の１ドル＝106円20～30銭でした。
米国株高を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは19750円±200円程度です。ですが、今晩、４月の米雇用統計の発表が予定されています。これについては、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想によると４月の失業率は16％と、前月の4.4％から急上昇が見込まれています。ただし、ザックリ20％超まで悪化したとしても、これまで発表された週間の新規失業保険件数や、４月のＡＤＰ雇用リポートなどから、市場は相当な悪化を織り込み済みだとみています。よって、非常に悪い雇用統計が８日の米国株式市場を大きく揺さぶる可能性は低いと考えています。
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