4日の海外動向と本日の相場見通し 米国株に方向感なし、日経平均も膠着
5日の大阪ナイトセッション日経平均先物6月物は前日比60円安の22700円、高値は4日20時55分の22850円、安値は4日18時28分の22600円でした。4日のNYダウは4日続伸、前日比11.93ドル高の26281.82ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反落、同67.10ポイント安の9615.81ポイントでした。景気敏感株が買われ、ダウは引け際にプラスに転じました。一方、ハイテク株は利益確定売りに押されました。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の7月物は前日比0.12ドル高の1バレル37.41ドルでした。NY円相場は3日続落、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=109円10~20銭でした。
4日のVIX指数は前日比0.15(0.58%)高の25.81でした。また、VIX3Mは前日比0.06(0.21%)安の28.85で、VIX/VIX3Mレシオは前日比0.01(0.79%)高の0.89でした。同レシオが1を下回っているので米株式相場は好調といえます。一方、4日の日本でも、プット・コールレシオは0.81、新高値銘柄数79、新安値銘柄数2、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は145.02%と、過熱感を伴いながらも、強気相場が継続している様子が窺えます。
米国株に方向感がありません。このため、本日の日経平均は前日終値(22695.74円)付近で膠着しそうです。想定レンジは22700円±200円程度です。なお、日本時間の今晩に5月の米雇用統計が公表されるため、後場は様子見気分が強まりそうです。また、短期的な過熱感もあるため、買い方のポジション調整の売りが出易い状況とみています。ただし、評価損に苦しむ売り方の買い戻しニーズも強いため、底堅い相場は継続するでしょう。
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