11日の海外動向と本日の相場見通し 外部環境悪化を嫌気し日経は大幅安も、売り一巡後は落ち着きそう
12日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比650円安の21660円、高値は11日16時36分の22310円、安値は12日04時35分の21560円でした。11日のNYダウは3日続落、前日比1861.82ドル安の25128.17ドルでした。ナスダック総合株価指数は5日ぶりに大幅に反落し、前日比527.62ポイント安の9492.73ポイントでした。FRBが10日まで開いたFOMCで雇用の回復ペースが鈍くなる可能性を指摘したことや、米原油先物相場の大幅下落、さらに、南部テキサス州など早い段階で経済再開に踏み切った州を中心に6月に入って新型コロナの感染が再拡大していることが嫌気されました。NY原油先物相場は3日ぶりに大幅反落、WTI期近の7月物は前日比3.26ドル安の1バレル36.34ドルでした。NY円相場は4日続伸、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=106円80~90銭でした。
11日のVIX指数は前日比13.22(47.95%)高の40.79でした。また、VIX3Mは前日比10.86(36.73%)高の40.43で、VIX/VIX3Mレシオは前日比0.08(8.21%)高の1.01でした。同レシオが1を上回ってきたので米株式相場は下値不安が強まってきました。一方、11日の日本でも、プット・コールレシオは1.23と前日の0.47から大幅に上昇しています。なお、新高値銘柄数は61、新安値銘柄数3、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は131.64%と、過熱感は相変わらずでした。
米国株の大幅下落、原油先物安、円高を受け、本日の日経平均は大幅に下落してスタートするでしょう。本日は6月物の先物・オプションのSQ算出日のため、波乱のSQとなりそうです。想定レンジは21700円±300円程度です。しかしながら、SQ絡みの売買や、外部環境悪化を嫌気した狼狽売りが一巡すれば、相場は落ち着く公算です。ここ最近までの相場上昇があまりに急ピッチでしたから、来るべくして来た押し目と受け止められる可能性が高いと考えるからです。
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