24日の海外動向と本日の相場見通し 米株反発で日経平均は反発も上値は重そう

25日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比80円高の23000円、高値は25日02時31分の23100円、安値は24日22時34分の22870円でした。24日のNYダウは反発、前日比52.31ドル高の26815.44ドルでした。ナスダック総合株価指数は同39.28ポイント高の10672.27ポイントと反発しました。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の11月物は前日比0.38ドル高の1バレル40.31ドルでした。NY金先物相場は4日ぶりに反発、12月物は前日比8.5ドル高の1トロイオンス1876.9ドルでした。NY円相場は4日続落、前日比05銭円安・ドル高の1ドル=105円35~45銭でした。

 

24日のVIX指数は前日比0.07(0.24%)安の28.51でした。また、VIX3Mは同0.22(0.66%)安の33.06で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.42%)高の0.86と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.67(0.52%)安の129.17でした。

 

一方、24日の日本では、プット・コールレシオは39.79と前日の39.07からやや上昇しました。新高値銘柄数は106、新安値銘柄数は7、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は114.49と前日の119.47からやや低下しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は24日現在「水平」継続です。転換線は「水平」から「上向き」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上し、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、24日現在のMACD(12日-26日)は109.81と前日の138.98から低下、シグナル(9日)は146.20と前日の148.82から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス36.39と前日のマイナス9.84から低下し、「売り」継続です。

 

米国株が反発したことや、円安基調を受け、本日の日経平均は堅調に推移する見通しです。想定レンジは23200円±200円程度です。しかしながら、「ムニューシン米財務長官は24日、米政権と野党民主党の議会指導部は経済対策の協議再開で合意した」、「民主党の下院指導部が追加の経済支援策の策定を進めている」などと報じられても、昨日の米株の反応が鈍かったことから、日本株に関しても積極的な上値追いは期待薄でしょう。また、週末で買いを見送る投資家も多そうです。

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