19日の海外動向と本日の相場見通し 追加経済対策の合意期待後退で、米株大幅安
20日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比160円安の23500円、高値は19日16時30分の23710円、安値は20日04時25分の23490円でした。19日のNYダウは反落、前週末比410.89ドル安の28195.42ドルでした。ナスダック総合株価指数は5日続落、同192.67ポイント安の11478.88ポイントでした。民主党のペロシ下院議長が週末に経済対策の与野党協議に48時間の期限を設けた。合意が近いとの観測から朝方は買いが先行しました。しかしその後、米紙が「交渉は成立しそうにみえない」と報じたことで、追加経済対策が成立するとの期待が剥落し、売りが加速しました。NY原油先物相場は3日続落、WTI期近の11月物は前週末比0.05ドル安の1バレル40.83ドルでした。NY金先物相場は反発、12月物は前週末比5.3ドル高の1トロイオンス1911.7ドルでした。NY円相場は横ばい、前週末比変わらずの1ドル=105円35~45銭でした。
10月19日のVIX指数は前日比1.77(6.46%)高の29.18でした。また、VIX3Mは同1.19(4.07%)高の30.40で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.29%)高の0.96と、依然として1を下回っていますが、上昇傾向です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.05(0.85%)高の124.75でした。
一方、10月19日の日本では、プット・コールレシオは1.49と前日の1.39から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は107.22と前日の97.81から上昇しました。新高値銘柄数は58、新安値銘柄数は4でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は10月19日現在「水平」から「上向き」に転換しました。転換線は「上向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上中で、「好転」継続です。そして、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、10月19日現在のMACD(12日-26日)は105.80と前日の97.23から上昇、シグナル(9日)は100.84と前日の95.77から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス4.96と前日のプラス1.46から上昇し、「買い」継続です。
米株の大幅下落の影響で、本日の日経平均は反落スタートの見通しです。ですが、ドル円相場が円高に振れていないことに加え、前場引けがそれなりの下落率になれば日銀のETF買いへ思惑も高まるので、下値は限定的でしょう。想定レンジは23500円±200円程度です。
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