３日の海外動向と本日の相場見通し 米国株大幅高好感、開票状況睨みでボラタイル
３日のシカゴ日経平均先物12月物は２日終値比550円高の23830円、高値は23915円、安値は23430円でした。３日のＮＹダウは大幅続伸、前日比554.98ドル高の27480.03ドルでした。ナスダック総合株価指数も続伸、同202.96ポイント高の11160.57ポイントでした。米大統領選でバイデン氏が勝利して、且つ、上院選でも民主党が過半数を奪還すれば、大規模な経済対策が実施されるとの期待が高まり、景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われました。ＮＹ原油先物相場は続伸、ＷＴＩ期近の12月物は前日比0.85ドル高の１バレル37.66ドルでした。ＮＹ金先物相場は３日続伸、12月物は前日比17.9ドル高の１トロイオンス1910.4ドルでした。
３日のＶＩＸ指数は前日比1.58（4.26％）安の35.55でした。また、ＶＩＸ３Ｍは同1.54（4.39％）安の33.52で、ＶＩＸ/ＶＩＸ３Ｍレシオは同0.00（0.14％）高の1.06と、連日で１を超えています。米国株式市場がボラタイルな局面入りしています。今後は、これが1を下回るまでは、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒しておく必要がありそうです。また、Ｓｋｅｗ指数（スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」）は、前日比2.58（1.93％）高の136.44でした。
米国株高を受けて、本日の日経平均は大幅高スタートとなるでしょう。その後は、米大統領選挙の開票状況を睨みながら、売買される見通しです。このため、ボラティリティーは非常に高い１日になるとみているため、日経平均の想定レンジは23800円±800円程度としておきます。
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