17日の海外動向と本日の相場見通し 米株上昇一服、日経平均もここ最近の高値圏で膠着
18日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比50円安の25990円、高値は17日17時02分の26070円、安値は17日23時45分の25880円でした。17日のNYダウは3日ぶりに反落、前日比167.09ドル安の29783.35ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落、前日比24.786ポイント安の11899.343ポイントでした。利益確定売りが優勢でした。なお、16日にS&P500種株価指数への新規採用が決まったテスラは前日比33.52ドル(8.21%)高の441.61ドルでした。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の12月物は前日比0.09ドル高の1バレル41.43ドルでした。NY金先物相場は4日ぶりに反落、12月物は前日比2.7ドル安の1トロイオンス1885.1ドルでした。NY円相場は5日続伸、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=104円15~25銭でした。
17日のVIX指数は前日比0.26(1.16%)高の22.71でした。また、VIX3Mは同0.03(0.12%)安の25.38で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.04%)高の0.89と、10日連続で1を割り込んでいます。米国株式市場が落ち着きを取り戻しています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.65(0.50%)安の128.91でした。
一方、17日の日本では、プット・コールレシオは0.89と前日の1.05から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は94.63と前日の95.11から低下しました。新高値銘柄数は65、新安値銘柄数は8でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は17日現在「上向き」継続です。転換線も「上向き」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は、「上向き」から「水平」に転換しました。また、17日現在のMACD(12日-26日)は618.22と前日の560.28から低下、シグナル(9日)は351.28と前日の284.16から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は266.94と前日の276.12から低下し、「買い」継続です。
昨日の日経平均は終値で26000円台を約29年半ぶりに回復しました。過熱警戒感の強まりは否めません。このため、米国株の上昇が一服したことを受け、本日の日経平均も高値圏で膠着する見通しです。利食い売りと、売り方の買い戻しが交錯するでしょう。上値を追う材料も、下値を売り叩く材料も特に見当たりません。日経平均の想定レンジは26000円±300円程度です。
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