14日の海外動向と本日の相場見通し 米株大幅下落・円高で日経平均も大幅安へ
15日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比480円安の20100円、高値は14日17時30分の20610円、安値は15日02時01分の20090円でした。14日のNYダウは反落、前日比800.49ドル安の25479.42ドルと、下げ幅は今年最大でした。ナスダック総合株価指数は同242.420ポイント安の7773.939ポイントでした。景気後退の兆しとされる米国債の10年物と2年物の利回り逆転が起きたことが急落のきっかけとなりました。NY原油先物相場は5日ぶりに反落、WTI期近の9月物は前日比1.87ドル安の1バレル55.23ドルでした。NY円相場は反発、前日比85銭円高・ドル安の1ドル=105円85~95銭でした。
中国の7月の工業生産高が前月比4.8%増に伸び悩み、ほぼ10年半ぶりの低水準になったことや、ドイツの4~6月期の実質GDP速報値は前期比0.1%減と3四半期ぶりのマイナス成長となりました。米中貿易戦争激化の悪影響が顕在化しつつあるとの見方が強まっています。このような状況を反映した14日の米株下落と円高です。このため、本日の日経平均は大幅下落が見込まれます。想定レンジは20100円±200円程度で、ボラティリティは上昇する見通しです。
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