20日の海外動向と各種テクニカル指標
21日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比160円高の25700円、高値は21日04時35分の25750円、安値は20日17時01分の25500円でした。20日のNYダウは反落、前日比219.75ドル安の29263.48ドルでした。ナスダック総合株価指数は同49.744ポイント安の11854.970ポイントでした。米国での新型コロナの1日あたりの新規感染者数は過去最高水準で推移し、カリフォルニア州が19日、夜間外出禁止令を出すなど行動制限を強める州や都市が増えていることが嫌気されました。また、ムニューシン米財務長官は19日、FRBの緊急融資ファシリティーの未使用資金を返還するよう要請しました。しかしこれに対して声明で、「新型コロナウイルスのパンデミックで導入された一連の緊急ファシリティー全てが依然苦境にあって脆弱な経済の最後の守りとして重要な役割を果たし続けることを望む」と反論しました。財務省とFRBの意見の違いが公になるのは異例な事態です。これも悪材料視されました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の12月物は前日比0.41ドル高の1バレル42.15ドルでした。NY金先物相場は4日ぶりに反発、12月物は前日比10.9ドル高の1トロイオンス1872.4ドルでした。NY円相場は8日ぶりに反落、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=103円80~90銭でした。
20日のVIX指数は前日比0.59(2.55%)高の23.70でした。また、VIX3Mは同0.26(1.01%)高の26.06で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.53%)高の0.91と、13日連続で1を割り込んでいます。米国株式市場が落ち着きを取り戻しています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.01(0.01%)安の133.54でした。
一方、20日の日本では、プット・コールレシオは0.66と前日の0.75から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は99.22と前日の92.47から上昇しました。新高値銘柄数は46、新安値銘柄数は16でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は20日現在「水平」継続です。転換線は「上向き」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は、「水平」継続です。また、20日現在のMACD(12日-26日)は613.42と前日の631.15から低下、シグナル(9日)は515.23と前日の470.46から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は98.18と前日の160.69から低下し、「買い」継続です。
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