18日の海外動向と本日の相場見通し 米株軟調、日銀のETF買いへの不透明感で、日経は軟調推移

19日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比160円安の30070円、高値は18日18時03分の30230円、安値は19日00時27分の29880円でした。18日のNYダウは反落、前日比119.68ドル安の31493.34ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日続落、同100.139ポイント安の13865.356ポイントでした。米長期金利が1.3%前後と約1年ぶりの高水準にあるため、高PERのハイテク株などが売られました。NY原油先物相場が4日ぶりに反落、WTI期近の3月物は前日比0.62ドル安の1バレル60.52ドルでした。NY金先物相場は5日ぶりに反発、4月物は前日比2.2ドル高の1トロイオンス1775.0ドルでした。

 

18日のVIX指数は前日比0.09(4.60%)高の22.49でした。また、VIX3Mは同0.34(1.24%)高の27.86で、VIX/VIX3Mレシオは同0.03(3.33%)高の0.81と、1を下回っています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.90(1.32%)安の142.55でした。

 

18日の日本では、プット・コールレシオは0.40と前日の0.39から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は103.72と前日の110.58から低下しました。新高値銘柄数は61、新安値銘柄数は3でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は18日現在「水平」を継続しています。転換線は「水平」から「上向き」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」継続です。また、18日現在のMACD(12日-26日)は654.91、シグナル(9日)は502.6、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は152.24で、「買い」継続です。(買い転換は2月9日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

18日発表の1月の輸入物価指数は前月比1.4%上昇と市場予想の1.0%上昇を上回り、8年10カ月ぶりの高い伸びだったことや、原油高などが嫌気され、18日の米10年物国債利回りは前日比0.02%高の1.29%でした。この米長期金利の高止まりが、米国株式市場、とりわけ、ハイテク株の売り要因として意識されています。また、「日銀が、大規模な金融緩和策の一環として実施している上場投資信託(ETF)の購入で、株価上昇時には買い入れを抑制することを明確化する検討に入ったことが18日、分かった。」と一部で報じられています。これもネガティブ材料です。以上のことから、本日の日経平均は軟調に推移する見通しです。想定レンジは30100円±300円程度です。ただし、下値では、担がれた売り方の買い戻しや、出遅れた投資家の押し目買いが入り、底は堅いとみています。高PER銘柄のグロース株は売られ、ビットコイン関連、景気敏感の割安株、そして、アフターコロナで業績が急回復しそうな旅行や飲食系が物色されそうです。

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