22日の海外動向と各種テクニカル指標 米長期金利上昇でナスダック大幅反落

23日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比110円安の30060円、高値は23日03時55分の30170円、安値は22日17時43分の29970円でした。22日のNYダウは続伸し、前週末比27.37ドル高の31521.69ドル69セントでした。一方、ナスダック総合株価指数は大幅反落、同341.415ポイント安の13533.048ポイントでした。民主党が今週中に下院で1.9兆ドルの追加経済対策の法案を成立させる見通しと伝わったことが買い材料になった一方で、米長期金利の上昇が嫌気されました。景気敏感株が買われ、ハイテクなど高PER株が売られました。NY原油先物相場は3日ぶりに反発、WTI期近3月物は前週末比2.25ドル高の1バレル61.49ドルでした。NY金先物相場は3日続伸、4月物は前週末比31.0ドル高の1トロイオンス1808.4ドルでした。NY円相場は4日続伸、前週末比35銭円高・ドル安の1ドル=105円05~15銭でした。

 

22日のVIX指数は前日比1.40(6.35%)高の23.45でした。また、VIX3Mは同0.72(2.66%)高の27.81で、VIX/VIX3Mレシオは同0.03(3.60%)高の0.84と、1を下回っています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比2.71(1.91%)安の138.82でした。

 

22日の日本では、プット・コールレシオは0.29と前日の0.38から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は108.93と前日の100.46から上昇しました。新高値銘柄数は64、新安値銘柄数は4でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は22日現在「水平」を継続しています。転換線は「上向き」を継続しています。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」から「水平」に転換しました。また、22日現在のMACD(12日-26日)は633.27、シグナル(9日)は566.25、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は67.02で、「買い」継続です。(買い転換は2月9日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

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