4月12日の海外動向と本日の相場見通し 国内ワクチン接種開始はプラスだが、日経平均の上値は重そう

4月13日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比10円安の29570円、高値は12日20時15分の29660円、安値は12日23時43分の29530円でした。12日のNYダウは4日ぶりに反落、前週末比55.20ドル安の33745.40ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落、同50.186ポイント安の13849.999ポイントでした。主要企業の決算発表の本格化を控えて買い方のポジション調整の売りが出ました。NY原油先物相場が3日ぶりに反発、WTI期近の5月物は前週末比0.38ドル高の1バレル59.70ドルでした。NY金先物相場は続落、6月物は前週末比12.1ドル安の1トロイオンス1732.7ドルでした。NY円相場は反発、前週末比25銭円高・ドル安の1ドル=109円35~45銭でした。

 

4月12日のVIX指数は前日比0.22(1.32%)高の16.91でした。また、VIX3Mは同0.08(0.39%)高の20.82で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(0.93%)高の0.81と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。

 

4月12日の日本では、プット・コールレシオは0.26と前日比変わらずでした。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は122.60と前日の121.86から低下しました。新高値銘柄数は80、新安値銘柄数は20でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は4月12日現在「水平」から「上向き」に転換しました。転換線は「水平」を継続しています。転換線と基準線は「好転」を継続しました。遅行スパンは26日前の日足を上回り、「好転」を継続しています。また、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」を継続しました。また、4月12日現在のMACD(12日-26日)は113.60、シグナル(9日)は79.59、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は34.01と、「買い」を継続です。(買い転換は4月2日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が昨日4月12日、始まりました。供給本格化は5月の大型連休後となるそうですが、接種開始は日本経済にはポジティブな材料でしょう。ですが、前日の米株が短期的な過熱感から利食い売りに押されたこともあり、本日の日経平均の上値は重そうです。また、今後、本格化する3月決算発表を控えて、積極的な上値追いも期待薄です。日経平均の想定レンジは29600円±300円程度です。

カブ知恵厳選おすすめ投資顧問

カブ知恵スタッフが実際に登録し、情報提供を受けている投資顧問をピックアップ!短期取り組みに強い投資顧問、材料株に強い投資顧問、人気テーマをいち早く配信する投資顧問、ファンドなど機関の取り組み状況を配信する投資顧問、狙い目IPO銘柄を教えてくれる投資顧問、それぞれに特徴やメリットがあります。基本的な情報配信はメルマガ登録だけの無料で受け取ることができますので試してみるといいでしょう。おすすめです。

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ