25日の海外動向と本日の相場見通し ５月ＳＱ値上抜き需給は劇的に改善へ
25日のシカゴ日経平均先物６月物は16930円大証比160円高でした。高値は16995円、安値は16730円。ＮＹダウは続伸し、前日比145.46ドル高の17851.51ドルでした。欧州の株式相場がギリシャへの追加の金融支援の承認を受け上昇したことが好感されました。利上げが収益増につながる金融株や、原油高でシェブロンなど石油関連株も買われました。ＮＹ原油先物相場は続伸、ＷＴＩ期近の７月物は前日比0.94ドル高の１バレル49.56ドルでっした。週間の石油在庫統計で米原油在庫が市場予想を超えて前の週から減ったことが買い材料になりました。ＮＹ円相場は続落し、前日比15銭円安・ドル高の１ドル＝110円10～20銭でした。日米金利差の拡大を見越した円売りが若干優勢でした。
米株高、原油先物高、円安を受け、本日の日経平均は続伸スタートが見込まれます。これまでの強い抵抗となっていた、株式指数オプションとミニ日経平均先物５月物のＳＱ値16845.67円をあっさりと上抜く見通しです。このため、日経平均の需給が劇的に改善し、売り方の買い戻しが加速しやすくなるとみています。本日の想定レンジは25日移動平均線（25日現在16732.82円）～心理的節目の17000円です。
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