12月21日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

本日の個別銘柄動向コメント

ラクオリア創薬(4579)

12月20日、「久光製薬株式会社との新規ナトリウムチャネル遮断薬に関するライセンス契約締結のお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。新規ナトリウムチャネル遮断薬を保有する同社と新たな疼痛治療薬の開発に臨む久光製薬の意図が合致した

ことから、本契約の締結に至りました。本契約は、同社が創製した新規ナトリウムチャネル遮断薬であるRQ-00350215(以下「本化合物」)に関するライセンス契約です。本契約に基づき、同社は久光製薬に本化合物の全世界を対象とした独占的な開発・製造・販売権を供与します。久光製薬は同社に対して契約一時金6億円を支払い、同社は今後の開発段階に応じたマイルストンとして、最大で約30億円を受領する可能性があります。また、本化合物を含有する医薬品の承認販売に至った場合、同社は、販売ロイヤルティとして一桁台後半の料率のロイヤルティのほか、販売額に応じた販売マイルストンとして最大で百数十億円を受け取る権利を得ます。同日、「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。

 

クシム(2345)

12月20日、「株式会社クシムによるチューリンガム株式会社の完全子会社化に関する株式交換契約締結のお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。同社は、同社を株式交換完全親会社とし、チューリンガム株式会社を株式交換完全子会社とする株式交換による経営統合を行うことについて、20日開催の取締役会において株式交換契約の締結を決議し、同日、本株式交換契約を締結しました。

 

Fast Fitness Japan(7092)

12月20日、「東京証券取引所市場第一部への上場市場変更承認に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。同社は株式会社東京証券取引所の承認を受け、2021 年 12 月 27 日をもちまして、同社株式の上場市場が東京証券取引所マザーズ市場から、東京証券取引所市場第一部へ市場変更されることとなりました。

 

アミタホールディングス(2195)

11月26日、「株式分割及び定款の一部変更に関するお知らせ」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。2021 年 12 月 31 日(金曜日)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式を、1 株につき 5 株の割合をもって分割します。同日、「固定資産の減損損失計上に関するお知らせ」を発表しました。同社連結子会社であるアミタ株式会社は、資産の効率および財務体質のさらなる向上を図るため、26日開催の取締役会において、保有する飾磨オフィスの土地および建物について売却する方針の意思決定をおこない、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき減損損失を計上することになりました。なお、売却価格等については決定次第公表します。

 

相場観

12月20日の日経平均は前週末比607.87円(2.13%)安の27937.81円と、大幅に続落しました。5日移動平均線(20日現在28488.43円)、25日移動平均線(同28770.36円)、75日移動平均線(同29104.02円)、200日移動平均線(同28844.98円)全て下回っています。12月21日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比310円高の28210円、高値は21日05時21分の28220円、安値は20日16時30分の27780円でした。12月20日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は73.52と前日の83.23から低下しました。新高値銘柄数は11、新安値銘柄数は191でした。また、20日現在のMACD(12日-26日)はマイナス168.79と前日のマイナス125.15から低下し、シグナル(9日)はマイナス190.95と前日のマイナス207.55から上昇しました。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は22.16と前日の82.39から低下しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。

 

20日のNYダウは3日続落し、前週末比433.28ドル安の34932.16ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続落し、同188.738ポイント安の14980.944ポイントでした。バイデン米政権の看板政策で、子育て支援や気候変動対策に10年で1.75兆ドル規模を投じる歳出・歳入法案の実現が不透明になったことが嫌気されました。世界的に新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染が拡大し、行動規制の強化などによる景気減速への懸念が高まったことも嫌気されました。

 

昨日までの大幅安でリバウンド狙いの買いが優勢になりそうです。本日の日経平均の想定レンジは28300円±300円程度です。

 

一方、12月20日の東証マザーズ指数は前週末比15.38p(1.60%)安の948.28pと、大幅に続落しました。一時946.63pまで下落して年初来安値を更新しました。5日移動平均線(21日現在981.27p)、25日移動平均線(同1073.76p)、75日移動平均線(同1110.21p)、200日移動平均線(同1140.48p)全て下回っています。200日移動平均線については、11月16日に、ようやく上抜きましたが、11月19日にあっさりと割り込みました。ですが、11月22日に再び上回り、11月24日にまた下回りました。出来高は1億287万株、売買代金は1800億円でした。

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