2月17日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

相場観

2月16日の日経平均は前日比595.21円(2.22%)高の27460.40円と、3日ぶりに大幅反発しました。5日移動平均線(16日現在27336.22円)を上回りました。一方、25日移動平均線(同27474.43円)、75日移動平均線(同28429.59円)、200日移動平均線(同28558.82円)全て下回っています。2月17日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比30円高の27460円、高値は16日18時04分の27550円、安値は16日23時52分の27260円でした。2月16日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は104.44と前日の98.04から上昇しました。新高値銘柄数は30、新安値銘柄数は24でした。また、2月16日現在のMACD(12日-26日)はマイナス231.57、シグナル(9日)はマイナス301.66でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は70.10とプラスを維持しています。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。

 

一方、2月16日の東証マザーズ指数は前日比8.23p(1.13%)高の734.68pと、3日ぶりに大幅反発しました。5日移動平均線(16日現在746.63p)、25日移動平均線(同787.03p)、75日移動平均線(同966.69p)、200日移動平均線(同1071.58p)全て下回っています。2月16日の東証マザーズの騰落レシオ(25日移動平均)は84.22でした。新高値銘柄数は1、新安値銘柄数は53でした。また、2月16日現在のMACD(12日-26日)はマイナス42.22、シグナル(9日)はマイナス46.75でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は4.53でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。

 

16日のNYダウは反落し、前日比54.57ドル安の34934.27ドルでした。1月のFOMCの議事要旨の公表後は下げ渋りました。金融引き締めへの過度な警戒感が和らぎました。議事要旨では大半の参加者が前回の利上げ局面と比べて「速いペースになる可能性が高い」とみていたことがわかりました。ナスダック総合株価指数は反落し、同15.662ポイント安の14124.095ポイントでした。なお、16日発表の1月の米小売売上高は前月比3.8%増と市場予想の2.1%増以上でした。これは米株にポジティブでした。

 

NATOのストルテンベルグ事務総長は16日、「ウクライナ国境のロシア兵の数は増え続けており、今のところ緊張緩和の兆しはみられない」と指摘しました。これが本日の日本株の上値圧迫材料となりそうです。一方、16日発表の1月の米小売売上高が市場予想を上回り、インフレ圧力が高まるなかでも米国の個人消費の底堅さが示されたことは下支え要因です。また、1月のFOMC議事要旨に関しては、想定ほどタカ派的でないとの受け止められたことも好材料です。好悪材料が綱引きし、日経平均は膠着するでしょう。想定レンジは27450円±300円程度です。

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