3月3日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
3月2日の日経平均は前日比451.69円(1.68%)安の26393.03円と、大幅に4日ぶりに反落しました。5日移動平均線(2日現在26442.37円)、25日移動平均線(同26978.70円)、75日移動平均線(同28106.26円)、200日移動平均線(同28446.45円)全て下回っています。3月3日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比310円高の26670円、高値は3日05時49分の26700円、安値は2日16時30分の26230円でした。2日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は96.36と前日の106.22から低下しました。新高値銘柄数は12、新安値銘柄数は77でした。また、2日現在のMACD(12日-26日)はマイナス334.79、シグナル(9日)はマイナス295.61でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス39.18でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。
一方、2日の東証マザーズ指数は前日比7.15p(0.92%)安の769.03pと、4日ぶりに反落しました。5日移動平均線(2日現在724.95p)、25日移動平均線(同741.50p)共に上回っています。一方、75日移動平均線(同917.04p)、200日移動平均線(同1049.66p)共に下回っています。2日の東証マザーズの騰落レシオ(25日移動平均)は93.25でした。新高値銘柄数は2、新安値銘柄数は2でした。また、2日現在のMACD(12日-26日)はマイナス27.30、シグナル(9日)はマイナス41.20でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス13.91でした。これは2月28日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。
2日のNYダウは3日ぶりに反発し、前日比596.40ドル高の33891.35ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発し、同219.557ポイント高の13752.016ポイントでした。パウエルFRB議長は2日、米下院で議会証言に臨も、ロシアのウクライナ侵攻による地政学リスクの高まりを踏まえ、3月のFOMCで大幅な利上げを見送り、通常の0.25%にとどめる考えを示したことが好感されました。また、ロシアとウクライナが停戦交渉を3日にも再開する意向と伝わったことも、買い材料でした。
2日のNY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の4月物は前日比7.19ドル高の1バレル110.60ドルでした。また、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、欧州で天然ガス危機への懸念が高まっています。このようにエネルギー価格高騰に伴うインフレ懸念が強まっています。その一方、株式市場では、資源関連株の人気が続くでしょう。セクターとしては、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属です。ロシアとウクライナが停戦交渉を3日にも再開する意向と伝わったことも、相場の下支え要因です。しかしながら、欧米のロシアへの制裁強化が世界経済を冷やしかねないことや、ウクライナ各地ではロシア軍が攻撃を続け、ウクライナ軍との激しい攻防が展開されていることを考慮すると、相場の不透明感が強いため、買い一巡後の日経平均の上値は重そうです。外部環境は依然として混沌としていますが、2月24日の25775.64円で当面の底入れを果たした可能性は高そうです。一方、25日移動平均線(3月2日現在26978.70円)は強力な抵抗として機能しそうです。本日の日経平均の想定レンジは26700円±500円程度です。
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