4月1日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
3月31日の日経平均は前日比205.82円(0.73%)安の27821.43円と、続落しました。25日移動平均線(31日現在26552.95円)、75日移動平均線(同27474.31円)を上回っています。一方、5日移動平均線(同28038.96円)、200日移動平均線(同2855.11円)は下回っています。4月1日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比220円安の27570円、高値は31日17時57分の27920円、安値は1日04時59分の27530円でした。31日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は106.06と前日の105.29から上昇しました。新高値銘柄数は12、新安値銘柄数は22でした。また、31日現在のMACD(12日-26日)は400.46、シグナル(9日)は144.56でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は255.90でした。これは3月16日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。
一方、31日の東証マザーズ指数は前日比0.06p(0.01%)高の790.30pと、小幅ながら3日続伸しました。5日移動平均線(31日現在766.78p)、25日移動平均線(同722.58p)共に上回っています。一方、75日移動平均線(同813.60p)、200日移動平均線(同1010.34p)共に下回っています。31日の東証マザーズの騰落レシオ(25日移動平均)は124.21でした。新高値銘柄数は6、新安値銘柄数は3でした。また、31日現在のMACD(12日-26日)は8.95、シグナル(9日)はマイナス4.44でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は13.39でした。これは3月17日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。
3月31日のNYダウは続落し、前日比550.46ドル安の34678.35ドルでした。ナスダック総合株価指数は続落し、同221.756ポイント安の14220.519ポイントでした。月末と四半期末が重なったことや、3月後半以降の急ピッチな上昇の反動で、消費関連やハイテク株中心に幅広い銘柄に利益確定の売りが出ました。また、31日発表の2月のPCE物価指数は前年同月比6.4%上昇と40年1カ月ぶりの高い伸びでした。同時に開示された個人可処分所得でインフレの影響を除いたベースは前月比0.2%減り、PCEもインフレを加味すると0.4%減でした。インフレが家計を圧迫し、米個人消費が落ち込む懸念が強まったことも、株式の売り材料となりました。
3月31日の米国株が軟調だったこともあり、これを嫌気する格好で、本日の日経平均は軟調に推移する見通しです。また、中国の上海市は4月1日から西部を対象にロックダウンを実施することや、ウクライナとロシアは1日に停戦協議をオンラインで再開する見通しとはいえ、ロシアが軍事的な圧力を緩めていないとの観測も、投資家心理を冷やしそうです。一方、31日のWTI期近の5月物は前日比7.54ドル(7.0%)安の1バレル100.28ドルと、大幅に反落しました。バイデン米政権は31日、今後6カ月間にわたり戦略石油備蓄を1日あたり平均100万バレル放出すると決めたことで、原油需給の逼迫が和らぐとの見方から売りが出ました。この原油先物安は相場の下支え要因です。日経平均の想定レンジは27600円±400円程度です。テクニカル的には75日移動平均線(31日現在27474.31円)が押し目メドと意識されるとみています。
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