3日の海外動向と本日の相場見通し 円高、米IT株下落、米雇用統計発表を控えた週末で、軟調展開

4日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比60円安の19950円、高値は3日16時31分の20010円、安値は終値でした。3日のNYダウは8日続伸、前日比9.86ドル高の22026.10ドルと、7日連続で過去最高値を更新しました。ですが、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)が、「トランプ政権とロシアとの関係を巡る疑惑を捜査するモラー特別検察官が、起訴すべきかどうかを決める大陪審を選出した」と報じたことで、上値は重かったです。一方、ナスダック総合株価指数は続落し、同22.304ポイント安の6340.341ポイントでした。NY原油先物相場は反落、WTI期近の9月物は前日比0.56ドル安の1バレル49.03ドルでした。NY円相場は3日ぶりに反発、前日比70銭円高・ドル安の1ドル=110円00~10銭でした。一時、109円86銭と、6月15日以来ほぼ1カ月半ぶりの円高水準を付ける場面がありました。

 

3日発表の7月のISM非製造業景況感指数は前月比3.5ポイント低下の53.9と、市場予想の57.0を大きく下回り、2016年8月以来の低さでした。また、モラー特別検察官が、疑惑を起訴すべきかを決める大陪審を選出したとの報道を受け、米政治リスクが高まっています。そして、日本時間4日21時30分には、7月の米雇用統計の発表が予定されています。

 

円高、米IT関連株の下落、米雇用統計発表を控えた週末です。日本株を積極的に買う状況ではありません。よって、日経平均は続落する見通しです。想定レンジは19900円±100円程度です。なお、大型株に関しては、日銀のETF買いや、好業績銘柄に国内外の機関投資家の買いが見込めるため底堅い動きになるでしょう。怖いのは、そのような買いが見込めない、マザーズを中心にした小型材料株です。とりわけ、足元弱い値動きになっている小型材料株に関しては、追証絡みの売りが断続的に出てくることを警戒しています。

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