5月2日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

相場観

4月28日の日経平均は前日比461.27円(1.75%)高の26847.90円と、大幅反発しました。5日移動平均線(28日現在26726.14円)を上回りました。一方、25日移動平均線(同27242.46円)、75日移動平均線(同27033.19円)、200日移動平均線(同28069.15円)全て下回っています。4月29日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比340円高の27210円、高値は29日03時50分の27380円、安値は28日23時34分の26890円でした。28日の騰落レシオ(25日移動平均)は83.32でした。新高値銘柄数は57、新安値銘柄数は37でした。また、28日現在のMACD(12日-26日)はマイナス78.18、シグナル(9日)は10.61でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス67.56でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

4月28日のNYダウは続伸し、前日比614.46ドル高の33916.39ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、同382.595ポイント高の12871.528ポイントでした。前日夕に決算を発表したメタプラットフォームズが急伸し、ネット関連や半導体株の上昇が目立ちました。

 

翌4月29日のNYダウは3日ぶりに大幅反落し、前日比939.18ドル安の32977.21ドルでした。ナスダック総合株価指数は急反落。同536.888ポイント安の12334.640ポイントと年初来安値を更新しました。月間下落率は13.3%と、08年10月以来13年半ぶりの大きさとなりました。28日夕に四半期決算を発表したアマゾン・ドット・コムが急落したことで、ハイテク株に売りが波及しました。

 

前週末4月29日の米国株安が嫌気されそうです。5月3~4日にはFOMCが開催されます。今回のFOMCでは、通常の倍に当たる0.5%の利上げと、保有資産の縮小開始を決定する見通しです。これ自体は織り込み済みですが、6月以降の会合では0.75%の大幅利上げに踏み切るとの関係者の予想も増えていることもあり、市場では改めて、FRBの積極的な金融引き締めに対する警戒感が強まっています。このため、足元の米国株が乱高下しています。また、日本は明日から3連休ですし、本日は積極的な売買は手控えられるでしょう。日経平均の想定レンジは26800円±300円程度です。

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